thinkC 10周年記念パーティー@神宮前スマートニュース。
福井健策さん宮台真司さんドミニク・チェンさん赤松健さんなどなどなど。
冒頭あいさつ申し上げました。
http://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/017wbryhgd2u.html#detail
2006年のタイムマガジン、パーソン・オブ・ザ・イヤーは、表紙の鏡に映ったあなたの顔をPCが囲んでいて、左下に「You」とある。デジタルでパワーアップしたあなた、一人ひとりが情報を生産して発信して力を持つ社会。みんながデジタルになるWeb2.0が流行語になりました。
twitterができたのが2006年。iPhoneの登場はその翌年。thinkCが生まれたのは、スマホとSNSによるスマート革命、ソーシャル革命の前夜でした。thinkCはその到来を見越して、著作権をみんなのものにする運動でした。
しかし、みんなというのは、ユーザも、クリエイターも、業界も、みんなです。落としどころを見つけるのは難しい。だけど、みんなで考えるきっかけにはなりました。
みんなで考えていたら、TPPという、別のみんながやってきて、厄介なことになりました。すると今度はアメリカのみんなが、トランプさんを選びました。
また局面が変わります。引き続き、みんなで考えましょう。
同時にまた別の波が来ています。IoTとAIというやつです。AIが生む著作物や知財をどうするのか。福井さんらも参加する政府の委員会で、日本は世界に先駆けた議論を進めています。これまたthinkCのみなさんに相談を持ちかけることになるでしょう。
10年たって、話題は移れどネタは尽きません。
まだまだCをthinkしていくことになります。よろしくご指導のほどを。
写真おおきに。
中村伊知哉さんの挨拶。 #thinkC10th pic.twitter.com/jWrG9fbyZT
— 鷹野凌@HON.jp📚 (@ryou_takano) November 17, 2016
編集部より:このブログは「中村伊知哉氏のブログ」2017年7月10日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はIchiya Nakamuraをご覧ください。