コンビニで現金使う人ってバカではなく「迷惑」

内藤 忍

プロブロガーのイケダハヤト氏が「コンビニで現金使う人ってバカなのかな・・・。」とコラムを書き、ネット上で話題になっています。

そのデータ出所がマイナビの調査です。それによると、コンビニエンスストアでの支払いは4割が現金で、電子マネーやクレジットカードを使わないという結果になっています。

Q.コンビニで買い物をする際、どの支払い方法をすることが最も多いですか?
1位 現金 37.9%
2位 電子マネー 29.8%
3位 クレジット・デビットカード 29.4%
4位 その他(自由回答) 2.9%

そして、クレジットカードを使わない理由にこんなコメントが挙げられています。

「どれだけお金を使ったか、把握できなくなるから」(56歳男性/教育/専門サービス関連)
「現金の方が使用した実感があるため無駄遣いを防げるから」(38歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
「コンビニでは少額の支払いがほとんどなのでクレジットカードを使うのは気が引ける。3,000円以上じゃないとクレジットカードを使わないようにしている」(44歳男性/鉱業・金属製品・鉄鋼/技能工・運輸・設備関連)
「細かいお金を減らしたいから」(39歳男性/食品/技能工・運輸・設備関連)
「コンビニくらいでは現金の方が早い」(49歳男性/サービス/メカトロ関連技術職)
「正直、コンビニの店員さんを信用しきれていない部分があります。なので、現金払いが無難です」(45歳男性/鉱業・金属製品・鉄鋼/技能工・運輸・設備関連)

イケダハヤト氏も指摘するように、クレジットカード払いにシフトすれば、お金の管理は利用明細やネットでリアルタイムに確認でき、会計で支払いにかかる時間は短く楽になって、小銭を持ち歩く必要もなくなります。クレジットカード敢えて使わない人には、このようなメリットが認知されていないのでしょうか。

コンビニエンスストアや、スターバックスのようなカフェで、財布から小銭を取り出して会計している人たちを見ると、後ろで待っている人の迷惑ではないかと思ってしまいます。

その解決策として、お店のレジも現金で払う人とクレジットカードなどキャッシュレスに分けるのはどうでしょうか。高速道路の料金所がETCと現金払いに分けられているのと同じです。キャッシュレスのスピードの方が圧倒的に早いことを「見える化」すれば、現金主義の人たちの行動も変わってくることが期待できます。

出かける時に、現金を持ち歩かないで、すべてがクレジット決済できれば財布は不要になりますが、東京でもいまだに現金のみのお店が結構あったりします。カードポケットに入れるだけで、出かけられるように早くなってほしいものです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2017年8月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。