舛添時代に五輪日程を変更させたい計画が⁈

東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。

暑い中でのオリンピック開会式

いやあ、東京は暑い毎日が続き雨模様も続きます。

ところで2020年オリンピック競技大会は7月24日から8月9日まで開かれる予定となっています。年々、熱さが厳しきなっていくように感じる東京において本当にこの期間で大会開催は可能なのか?

このテーマに今日は私が舛添要一さんから聞いていたダイナミックな構想を紹介すると共にまだこの舛添構想も可能かもという希望的観測も込めて記して参ります。(先に言っておきますが、このブログで書く事は私自身初めて公表する事であります。しかしながら、その事が無条件に舛添さんの様々な疑念を持たれた行動を容認するわけではありませんが。)

舛添さんとの秘密の会話

さて、舛添さんが批判の嵐に埋もれていく昨年4月。都内某所で私も打ち合わせがあり帰ろうとしたところでバッタリと舛添さんに遭遇し、そのまま数時間にわたり都政について意見交換をさせて頂いた事がありました。それまでも個別にお話する事は、数度しかありませんでしたが、この時の会合が「舛添都知事」と話す最後の機会になったわけです。

「舛添VS都議会自民党」を乗り越えて

実は自民党は都知事選では舛添さんを推薦し私達も応援して参りましたが、その後の「都市外交」と銘打った度重なる海外出張を誰よりも先に都議会本会議場で指摘して以降、実は決して良い関係とは言えなかったのです。それが最終的に辞任に至る経緯では都議会自民党が擁護していたと報道されるのですから複雑な思いです。

ダイナミックな舛添プラン

話を元に戻しますが、実はこのアメリカ出張前に舛添さんが私に語っていた構想に胸を躍らされました。このアメリカ出張では様々なプログラムが組まれていましたが、私が注目したのはブルームバーグ氏との面会です。ブルームバーグ氏と言えば、通信社ブルームバーグの創立者にしてCEO、世界的な富豪の1人であり東京とは姉妹都市であるニューヨーク市の108代市長でもありました。

この直前にも東京で面会をしており、次に先方の本拠地でお会いする際には突っ込んだ提案してみたいという事だったのです。

欧米を説得したいと意気込んだ舛添さん

舛添さんは2020年大会時の東京の暑さを大変気になさっておりました。巷間言われるように9月や10月は欧米でビッグイベントがあり中々放送枠が確保しづらいという課題があります。でも、舛添さんはこのテーマに正面からぶつかり乗り越えようとしていたのです。そのきっかけとして、全米いや世界的に経済界で影響のあるブルーブバーグ氏に各界著名人の橋渡し役をして頂く事で誰もが不可能だと思っていた事を実現させようとしていたのです。

その時に欧米の放送枠調整になった場合に幾らかかるか分からないが、その際には都知事として日本中の企業に協力をお願いをして全力で日程変更を実現させたいと語っていた姿に私はそういう発想があったかと関心した次第です。

この時は、それ以上の五輪についての話はありませんでしたが、様々な舛添さんならではの視点で東京を語っておられたと記憶しています。

幻になった夢の計画

その後、実際に非難を浴びたアメリカ出張の際にはブルームバーグ氏と面会し中身のある議論をされたとだけ伺っており、その後の大構想がどうなったのかをお聞きする事も無く湯河原別荘問題からあっという間に都知事辞任と至り直接私もお話することはありませんでした。

今は何でも「オープン化」=「正義」のように捉えられるわけですが、実際に舛添さんがこういう事を実現させたくて下準備をしている事をオープンにしていたらスムーズに交渉が進んだとは限りません。オープン化には私も賛成ですが、中にはオープン化する事で公益に反するケースも少なからず存在する事も私達が力強く皆様にお訴えしていかねばならないと考えています。


編集部より:このブログは東京都議会議員、川松真一朗氏(自民党、墨田区選出)の公式ブログ 2017年8月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、川松真一朗の「日に日に新たに!!」をご覧ください。