【再掲】泉田裕彦氏への公開書簡

2017年09月05日 12:30

自民党新潟県支部は、10月22日投票の衆議院新潟5区の補欠選挙に、泉田裕彦前知事を擁立するらしい。この記事は2013年8月23日に彼に出した公開書簡だが、今に至るも彼から回答がないので、自民党新潟県支部が責任をもって答えていただきたい(写真は産経新聞撮影)。

私は内容証明や配達証明は何度ももらったが、ほとんどは政治家の脅しだから、「当方の記述には誤りはない」と返事するとそれっきりになる。例外的には上杉のように訴訟を起こしてくるバカもいるが、向こうが恥をかくだけだ。その最高傑作はNHKの海老沢会長からの手紙だった。これを民主党に流したら衆議院の総務委員会で質問されて、海老沢氏は右往左往していた。

また恥をかきたい人物が、一人あらわれたようだ。新潟県から、けさ別紙のような配達証明が来た。主要なポイントは、今年2月14日の記者会見で泉田知事が「わかっていてやったら殺人に近いのではないでしょうか」と発言したことについて、私がツイッター

「被災地の瓦礫を搬入するのは殺人だ」とか「チェルノブイリで200万人死んだ」とかいう人物が、関東地方の電力を止めているのは恐るべき事態だ。 RT 泉田新潟県知事に再稼働申請の拒否権はない http://ow.ly/nHfHZ

と書いたことが事実誤認だから訂正しろという主張だ。泉田氏はツイートの作法も知らないようだが、ツイッターというのは140字しかないので、複雑な話についてはURLを末尾に指定して補足するのが普通である。したがって、このツイートはリンク先の私のブログ記事と一体で意味をもつのだ。

ブログ記事には、記者会見が8行にわたって引用されており、全体の文脈も明らかで「殺人に近い」という引用もある。泉田氏が「殺人」という言葉をまったく口にしていないというなら事実誤認だが、彼は公の場で「殺人」という言葉を口にし、今に至るもそれについて撤回も謝罪もしていないのだから、私が訂正する理由がない。そこで私のほうから逆に質問したい。

質問:泉田知事はμSvレベルの瓦礫を地中に埋めることが「殺人に近い」と今でも考えているのか。どのような因果関係で死に至るのか、そのリスクは何%あるのか、科学的根拠をもって答えてほしい。

「200万人が死ぬ」については、リンク先のブログで説明した通り、彼がウクライナの大統領の演説を誤解したものだ。全権委任法はただの冗談である。

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池田 信夫
アゴラ研究所所長 SBI大学院大学客員教授 学術博士(慶應義塾大学)

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