小池新党と民進党がとるべき選挙戦術はこれだ

2017年09月21日 18:00

突然の解散に狼狽えている小池新党や民進党だが、選挙に勝てないまでも負けないための作戦を考えてみた。

小池新党の党首に都知事自身が就任するかどうかが注目だが、常識的には最高顧問とかいうことではないか。もし、それを超えたものにするなら細かい政権構想など政治家・小池百合子として全責任をおって明確に打ち出さねばなるまい。

私は、「都知事としての小池百合子を応援し、東京五輪のあとには国政復帰を期待し、その基盤とする」という勝手連的な位置づけが賢明だと思う。候補者数もあまり無理して質を落とさない方がよい。

ただ、東京都の比例名簿の1位と2位あたりには、知名度も高く党の顔となり得る有名人を充てたら良い。それから細野豪志氏はあまり目立たない方が賢明。不倫問題があちこち燃えさかる中で、“元祖新幹線不倫のモナ夫さん”が看板ではいくらでもネガティブキャンペーンを張れる。

民進党は、「政権を交代させるつもりはありません。ただ、野党が弱すぎるのは良くない。そして、安倍内閣があまりにも横暴なら与党にも蜂起を呼びかける」とでもいうことで行くなら、どんな選挙協力をしても文句いわれにくい。

政権を狙わないのなら共産党と協力しても、政権構想と関係ないといえる。北朝鮮情勢では政府に協力するといってしまったほうが争点化しなくて得ではないかと思う。選挙協力は、少し言われているように、候補者調整だけして協力はしないということでいいのではないか。どうせ、民進党は候補者を立てられない選挙区が多いのだから、それでよい。

私は、トランプ大統領のあいだは、安倍首相でいいと思っている。そして、安倍首相のあと誰がやっても同等の求心力は持てないだろうし、気分的にも安倍ロス現象が起きる。そのときに、小池新党にしても、民進党にしても、あせらず、満を持して少なくとも総選挙で2度勝てるような政権をつくる準備を万端整える事をめざすべきだと思う。

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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

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