なんだか違和感のある候補者がいます?!

2017年10月11日 06:00

2015年の安全保障関連法案の採決時の様子

衆院選が公示され選挙戦がスタートした。憲法改正、消費税増税の是非、緊張が高まる北朝鮮情勢などを争点に激戦が展開される。実質解体となった民進党を吸収した「希望の党」の動向にも注目が集まっている。民進党は、2012年の政権交代以降も有権者の支持を獲得できなかったが、「希望の党」になり支持率は上昇している。

政治家の「信」とはなんなのか

大野伴睦の「猿は木から落ちても猿だが、代議士は選挙に落ちればただの人」という言葉がある。国会議員は落選すると政治活動の継続は難しくなるので、是が非でもという気持ちはわからなくもない。移籍をした前代議士の「信」についても理解できなくはないが、有権者に説明が必要な政治家もいるのではないだろうか。

緊張が高まる北朝鮮情勢を踏まえれば、安全保障に対する姿勢は極めて重要だ。「安全保障」とは、国家や国民の安全を他国の脅威から守ることであり国家根幹をなす政策である。政治とは言葉であり、言葉に信がなければ成り立たない。移籍をした多くの前代議士は、集団的自衛権及び安保法案廃止を国会で訴えていた。

今回、希望の党に移籍をした前代議士は、過去との整合性が問われることになる。2015年7月、衆議院特別委員会にて、民進党の議員の多くが怒号をあげてプラカードを持ち委員長席に詰め寄った。テレビには「強行採決反対!!」「自民党感じ悪いよね」の文字が躍る。「内閣は退陣しろ」と学生団体と一緒にデモに参加していた前代議士もいる。

アイキャッチ画像のように、プラカードを掲げて猛反対した光景は強いインパクトを残した。命がけで猛反対した理念を捨ててしまってもいいのだろうか。そして、このような前代議士が「希望の党」の『公認』として名を連ねている。驚きを禁じ得ないが、政権交代を目指す、「希望の党」の足を引っ張らないか心配でもある。

「希望の党」移籍後の発言についても違和感のある説明が見られた。「(今まで)リベラル保守の結集を掲げてきた。希望の党が掲げる保守は私の考えに近い」と話した元代議士。当時の民進党は保守?だったようである。また、「個別自衛権の再定義、憲法違反でない枠組みを作っていく」と話した元代議士もいる。「自衛力は強化すべき」とテレビインタビューで語っていたそうだが、民進党は保守?だったようである。

有権者のなかには、テレビのインパクトをいまだに覚えている人が少なくない。衆議院選挙は22日に投開票が行われ夜半には大勢が判明する。なお、私はあくまでも中立な立場で投稿していることも申し上げておきたい。

メディアの情報から政局を読む

メディアには、社会の中で発生している事象を精査し、体系的に取りまとめる役割が求められる。過去のように報道によって世論を扇動し、一般市民を啓蒙する手法は通じない。メディアに期待されるものは刻々と変化している。

さて、少々話は変わるが、アゴラの一昨年同時期のアクセス数(月間)は、単体で300万PV、Yahoo!ニュース等への配信分も含めても全体で700万PVほどだった。昨年~今年は、単体1000万PV、全体3000万PVを実現している。今回、私が書いた記事は情報の読み方になるが、非常によい教材がある。手に取ってもらいたい。

参考書籍
朝日新聞がなくなる日 – “反権力ごっこ”とフェイクニュース』(ワニブックス)

尾藤克之
コラムニスト

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