「革命のファンファーレ」メモ

2018年04月12日 11:30

西野亮廣さん著「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」。
いただきました。
期待を上回る刺激を受けたので、少しメモします。

「革命のファンファーレ」宣伝文より
クラウドファンディングで国内歴代最高となる総額1億円を個人で調達し、絵本『えんとつ町のプペル』を作り、30万部突破のメガヒットへと導いた天才クリエイターが語る、”現代のお金の作り方と使い方”と最強の広告戦略、そして、これからの時代の働き方。

ナイナイ岡村さんは「芸人」を漫才やコントをしてひな壇に出る活動をする人と考えているが、西野さんは芸人を世の流れと別の提案をしたりパンクに生きたりする人と定義する。
・・職業と生き様の違いですね。だから話が噛み合わないことがある。ぼくも西野さんのいう「芸人」になりたい。

アンチや批判派は徒党を組ませて勢いに乗らせ、最後にひっくり返す。反対派のエネルギーほど使えるものはない。
・・ギリギリまで引きつけて打つ。球を待てる自信が西野さんの強さの秘訣です。でもアンチを自分の力に変える冷徹な戦い方は参考になります。

吉本興業とは契約を交わしておらず「所属」ではなく、吉本は代理店であって、そこにギャラやクラウドファンドの一部を納める。
・・という関係で6000人の芸人をマネージしている吉本興業のビジネスモデルというか絆のありようが驚異的なのです。

絵本「プペル」の無料公開は吉本興業の社長にも知らせず覚悟をもって決定した。
・・それでも殺されない。  どっちも強い。

絵本「プペル」無料web版は縦スクロール。読み聞かせをしにくい仕様。
・・読み聞かせが絵本ビジネスの肝だということを正確につかみ、無料web公開というプロモーションに踏み切り、だけど有料の絵本に誘う仕組みをしのばせる。戦略的です。

「えんとつ町のプペル」を著作権フリーにしたら、「チン凸待ちのアナル」というAV企画が進んでいるのでOKした。
・・「ブラックジャックによろしく」がやったフリー戦略。佐藤秀峰さんもそれで稼ぎましたもんね。でもAV業界は想定を超えるクリエイティビティを発揮する。

孫正義さんがラインを入れメモを入れた「キズ本」は、定価よりも価値が上がる。
・・その価値をITで汲み取れればビジネスになると。なるほど。価値をビジネスにする方法、まだまだありそうです。

DVDは3000枚売れないとモトが取れないというが、一枚3000円で計900万円かかるわけでなく、盤にするには27万円。残り873万円は「流通」。なので次作DVDは全部手売りにした。
・・絵本クラウドファンディングも無料公開も本件も、気づいたモデルを即実行に移し結果を出す点が西野さんの凄み。

信用を稼ぎ、必要な時に必要な分だけ、自分の信用をお金に両替するという生き方が当たり前になってくる。お金持ちより「信用持ち」が時代を獲る。

・・VALUがやったことですね。かつて岡田斗司夫さんが唱えた評価経済社会。形が見えてきました。


編集部より:このブログは「中村伊知哉氏のブログ」2018年4月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はIchiya Nakamuraをご覧ください。

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