ストレスをアロマで解消?仕事に疲れたと思ったら

2018年04月14日 06:00

右:小野さん、左:福田編集部長(ソーテック社)

そろそろ4月半ばに差し掛かってきた。新しい環境に適応できない新社会人や学生にとっては振り返りが必要な時期でもある。新年度の4月は、新しい環境への期待が大きい。しかし、その環境に適応できないでいると、うつに似た症状が発症することがある。GW明けに多いことから「5月病」とも言われている。

主な症状としては、抑うつ、不眠、疲労感、食欲不振、などがあり、気分転換やストレスをためないよう心がけることが好ましいとされている。食事・飲酒以外で、自宅で手軽にできるストレス解消法を紹介したい。アロマセラピーは、植物から抽出した成分を利用して、リラックス作用を促す自然療法のことである。

今回は、『最新!アロマセラピーのすべてがわかる本』(ソーテック社)を紹介したい。著者は小野江里子さん、ソーテック社の福田清峰さんが編集を手掛けている。昨年、福田さんにお会いした際、「思い入れのある1冊」として渡されたのが本書になる。

アロマセラピーとアロマテラピーの違い

まず、多くの人が間違えやすい、アロマセラピーとアロマテラピーの違いについて解説したい。実はどちらも正解である。「アロマセラピー」は英語、「アロマテラピー」はフランス語になる。(以下、アロマオイル→精油で統一)

「イギリスとフランスでは精油の使用方法に違いがあります。フランスでは医師が身体の症状を診断し、精油を使って治療をする場合があります。数は多くありませんが、自然治癒力を高めるために精油を薬の代わりに処方しています。一方イギリスでは、病気の予防や健康、美容のために日常生活の中で精油を取り入れています。」(小野さん)

「植物から抽出した精油は、国が違うと使い方も異なるのです。日本では精油を薬として使用することは禁じられていますが、医療分野で症状の緩和ケアとしてアロマセラピーが取り入れられていたり、リラクゼーションだけでなく幅広い分野で活用されています。精油は健康面に有用性をもたらしてくれています。」(同)

新学期は環境が変わり多くの人は緊張のなかにいる。程度の差はあるが、生活に対応するために張り詰めていた緊張が一気にほぐれると、どっと疲れが出てしまう。環境が変わって半月が経過するこの時期に、なんらか対策はないものか。

「いい気候にも関わらず、気持ちが落ち込んですっきりしなかったり、寝不足の場合は、アロマセラピーを活用しましょう。精油の香りが心を癒して元気を与えます。症状がひどい場合には、心理カウンセリングや心療内科へ行くことをおすすめしますが、日常の生活ではアロマセラピーを上手に取り入れることをおすすめします。」(小野さん)

「デスクワーク中心であれば、精油を含ませたハンカチをそばに置くだけで効果を実感できるでしょう。ポケットにしのばせても大丈夫です。その際、オイルがついてる面を折り込むようにしてください。肌につくと刺激を感じる場合があります。」(同)

小野さんによれば、精油は気分によって使い分けることが好ましいとのこと。どのように使い分けるのだろうか。

「自分が好きな匂いの精油を使うだけで気持ちが楽になるはずです。もし、香りが好きではない場合は他のものに変えてください。嫌いな臭いに囲まれてもリラックスはできません。また、精油の効能を知っておくといいでしょう。」(小野さん)

リラックスに効果的なアロマ

5,000年以上も昔から、香りは、医療や宗教、身だしなみなど、日常生活のさまざまな場面で使用されていた。香りは、その成分が心を癒して元気を与えてくれる。

「気持ちをおちつかせたいときは、ラベンダー、ローズウッド、カモミール・ローマンがおすすめです。明るく前向きな気持ちになりたいときは、グレープフルーツ、オレンジ・スィート。活動的で元気になりたいときには、ジュニパー、ローズマリー、ローレルなど。この時期の不調を、精油でうまく乗り切ってください。」(小野さん)

まったく精油を使ったことがない人でも、いま紹介のものは扱いやすいとのことである。なお、この1冊でアロマセラピーに関するすべての知識が習得できる。自宅で手軽にできるストレス解消法をぜひお試しいただきたい。

尾藤克之
コラムニスト
あなたの文章が劇的に変わる5つの方法』(三笠書房)
Twitter:@k_bito

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尾藤 克之
コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員

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