新幹線で痴漢行為を目撃

2018年06月26日 15:30

Wikipedia:編集部

先日は本当に大変な一日となりました。

すでにツイッターでも発信してますが、25日に久留米のセミナーに呼ばれていて、帰りは大阪で一泊する予定だったんですね。そのため新幹線「さくら」に乗り込みました。

すると車内にすでに酒とおつまみの匂いが充満していて、
いや~な予感がしました。

案の定、私の斜め前に酔っ払いらしきおっさんが、でっかい声で携帯電話で電話を繰り返していて、
「ったく!疲れてて寝たいのに~」とうんざりしていました。

このおっさん、年の頃は推定55歳~60歳。
ジャージの上下に、荷物はゴミだか何だかわからないような紙袋、しかも薄汚れたキャップをかぶっていて、
身体はがっりがりに痩せていて、顔は赤黒く、「こりゃ間違いなくアルコール依存症だろうな…」と思うような人でした。

最近、アスクの今成さんとお知り合いになって以来、アルコール依存症についても色々考えることが多く、「なるほどアルコールの場合は酩酊状態になるので、そこでこういう迷惑行為を起こすことになるんだな~。
これはギャンブルにはないな…」などと考え、そのおっさんをよ~く観察していたんですね。

すると車内販売でまたもやビールを買い、若い女性販売員さんに、くだらないことをなんだかんだと話かけているんです。

で、あろうことにその女の子のお尻を触ったんですね!
その時は唖然としてしまい、女の子も「やめてください」と言って行き過ぎてしまったんですが、この光景を目撃し、腹が立ってきてなんか言ってやろうか?と思っていたんです。

するとおっさん、そのうち席を間違えていたことが発覚し、今度は私の前の席に移動してきたんですね。
移動の際にはもう立てないくらい、酔っ払っていました。

で、また車内販売の女性がきたら、今度はつまみを買い、またもやお尻を撫でたんです!しかも今度は私の目の前で!

で、私、その腕をむんずとつかみ「ちょっと何やってるのよ!」
「警察に突き出すわよ」「あんたのやってることは痴漢よ!」
と凄みをきかせて怒鳴りつけてやったんですね。

おっさん一瞬ビビッて、「なんもやってないがな…もごもご」みたいな感じだったんです。
で、販売員の女性に「車掌に報告しな」と言ったら、女性も「はい、ありがとうございます」と言って立ち去ったんですね。

そしたらこのおっさん電話で「後ろのおばはんにゴタゴタ言われた」と電話をまたかけだしたり、「あんたどこで降りるの?」「どこに住んでるの?」などと聞いて来たり、全く懲りる様子もなく、その上車掌が一向に来ないので、頭に来て「おっさん、警察行こうか~」と言って、車掌室に行ったんですね。

ぐずぐずしている車掌に「はっきり注意してください!」と伝え、車掌に注意させましたが、その後も電話など一向に止めないので、「こりゃ新大阪で鉄道警察に突き出すか?」などと思っていた矢先、車内から女性が警察に通報したらしく、新神戸で車掌がおっさんに、「警察がきますから降りなさい」と言って、おっさんは「なんだよ~」などと悪態をつきながら降りていったんですね。

車掌は何も言いませんでしたが、目撃証人が必要だろうと思ったんで、自ら「目撃証人が必要なら私が証言しますよ」と、当事者の女性に伝えると「いいですか?お願いします!」というので、「もちろん!任せて!」と言って、二人でそこで下車しました。

そっから、最寄りの警察署で長~い時間かけて調書を作成したり、現場を再現したり、犯人をマジックミラーで確認したりと、ホンマにドラマみたいなことをやってですね、解放されたのが、夜中2時過ぎ。ワールドカップが終わっちゃったタイミングでした(涙)。

その間、今成さんとメッセンジャーでやり取りして、あのおっさんをどうやったら、回復へつなげられるのか?私にできることはなんなのか?を模索しながら、警察に協力しておりました。
まさに生きたケーススタディ!

このあたりのことはまた続きを書きますが、私が申しあげたいのは、こういう場合きちんと司法に突き出すべき!と思うんですね。

よく「依存症と言えば許されるのか?」と一般人が誤解して発信してきますが、我々は、全くそのようなことは思っていません。むしろきっちりと司法にゆだね、罪を償い、さらには捕まったことで、再犯を防止したいと思っています。

だからこそ捕まった時の対応が大切であり、そこからどう回復サポートの支援先につなぐかを模索しているのです。私自身まさに依存症のよくある誤解を解く、生きた経験ができました。

この件、どうやら今後も検察などともかかわることとなりそうなので、とことん見届け、そしてこの経験を今成さんにフィードバックし、国の関係者会議などで提言していただこうと思います。

どうかみなさんもうやむやにせず、被害者のいるアルコールや、ギャンブルの問題は、突き出すことが本人のためになる場合もある!ということを、是非、ご理解ください。


編集部より:この記事は、公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」代表、田中紀子氏のブログ「in a family way」の2018年6月25日の記事を転載しました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「in a family way」をご覧ください。

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田中 紀子
公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」代表

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