オープンデータ勝手表彰2018

2018年09月13日 11:30

オープンデータ推進機構VLED勝手表彰2018@赤坂。
優れたオープンデータ案件を表彰するイベント、第5回です。
審査委員長を務めます。
今回、最優秀賞は法制執務業務支援システムeLaws。政府初の受賞。
受賞してくださって、ありがとう。

最優秀賞。

法制執務業務支援システム(e-LAWS)法令データのオープン化
総務省行政管理局

国が保証するデジタル法令コンテンツ。
法令の機械可読性を向上させる取組です。
法令改正の際に「改め文」を自動作成する機能もあり、「霞が関の人たちは泣いて喜んでいる」との審査コメントあり。
ぼくが現役の時にコレがあったらなぁと思わせるシステム。

優秀賞、3点。

Code for選挙:衆院選2017候補者オープンデータ作成プロジェクト
Code for Japan及び有志メンバー
比較検討しにくい候補者情報をみんなでオープンデータ化。
審査コメント「必要なデータを有志で作ろうという自発的な動きが広がり、作成したデータがFacebookで使われるなど早速成果が生まれた」。

ひなたGIS
宮崎県庁情報政策課
昨年RESASアプリコンテストで最優秀賞を受賞した後、バージョンアップを続けているとのこと。
代表で受け取られた落合さんは「地道にやってきたものに光を当ててもらい、今後の活動につながる」とおっしゃってくださいました。

いらすとや
自治体はじめ官民さまざまな資料でこのイラストが使われています。
無料で自由に使える素材が充実。
「オープンなイラストがさまざまな場所の風景を変えた」との審査コメントあり。

貢献賞は5点。

富士通・富士通総研:3Dレーザーセンサーを用いた「体操の採点支援」。
AI☓ビッグデータで動きを認識するもの。
社内大反対で、ジョークとして始めたものだそうです。
採点競技をデータで改革するのは是非進めてもらいたい。

台北駐日経済文化代表処:Asia Open Data Hackathon
AI☓IoTを台湾は官民あげて推進、海外連携を進めたいとのこと。

日本気象協会・相模屋食料:気象データを活用した「食品ロスの削減」
気象データで豆腐の売上を予測。

砥部町役場:公会計の改革-資産台帳の整備及びデータの公開
資産台帳を整備しての公会計改革。
「情報開示に努めても住民に伝わらなかったが、こうした小規模自治体の取組にスポットを当ててもらえるのはうれしい」とのこと。こちらこそうれしい。

静岡県交通基盤部:3次元点群データのオープンデータ化
公共工事によって生まれたデータをオープン化・共有。
「バーチャル静岡県をつくる」という意気込みです。

スポンサー賞、ぼくに関わりのある団体のもの3点紹介しましょう。

融合研究所賞:シビックパワーバトル
市民がまちを愛する気持ちという着眼点を活用した新イベント。
副賞:伊達のウィスキーとガンダム・シャアのマグカップ(Date+Char → Data Share)


CiP協議会賞:データクレイドル data eye 高梁川流域圏データポータル
市町村をこえて高梁川流域の地域で取り組み、データのオープン化、データサイエンティスト育成など広範囲な活動。
副賞:ウルトラセブンのウルトラアイ(サインつき)


ニューメディアリスク協会賞:千葉市 市税の使いみちポータルサイト
自分が支払った税金がどう使われているかを直感的に理解できるようにしたサイト。
副賞:オーブントースター オープンデータとちょっとズレてるけど、炎上協会として。

勝手表彰の最優秀賞、1年目は鯖江市。2年目はオープンデータの地域連合。3年目は東京メトロ、公益企業。4年目は静岡市とトヨタ、自治体と民間企業のセットでした。
昨年5年目は官民データ活用推進基本法、つまり国会・立法府でした。
そして今回、ようやく政府が獲得。
政産官学連携でオープンデータ大国の道を歩みましょう。

オープンデータ国際ランキングでは、OECD諸国中、2014年に14位だったものが2016年には3位に上昇(1位韓国、2位フランス)。
2012年に取り組み始めたころ世界一を目指そうとぶち上げましたが、少し見えてきましたね。

事例が多くなって、探すのも大変になりました。
ありがたいことです。
ただ、オープンデータは、具体的なアウトプットや成果が求められる時期に来ています。
この広がりをおホメ申し上げ、来年度につなげていきたい。

受賞者のみなさまにはおめでとうと言うべきところ、毎年申し上げているが、これは勝手に表彰させていただいているので、受賞されたみなさま、受賞してくださってどうもありがとう。
ではまた来年。


編集部より:このブログは「中村伊知哉氏のブログ」2018年9月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はIchiya Nakamuraをご覧ください。

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