選挙あるある①元旦に神社前に立ちふさがる政治家にご用心

こんにちは、東京都議会議員(町田市選出) おくざわ高広です。

私のブログ、けっこう重めの内容が多いとご指摘いただいておりまして、もう少しライトな感じのも書いてみようかということで、選挙あるある書いてみます。何を隠そう、三度の飯より選挙好き(自分の選挙は好きではない)の私、都議会との往復の電車でyoutubeで街頭演説を見て暇つぶししたりしています。

最初から好きだったわけではないのですが、元ボスの指令で全国各地の選挙に飛び回っていた結果、選挙の高揚感といいますか、勝負のドキドキハラハラ感随所で垣間見える人間模様にはまってしまったんですね。

政治っていうと、なんだかとっつきにくいイメージが強いと思いますが、某アイドルグループにしろにしろ、甲子園にしろ、自分にとって何の得にならなくても、推しメンが活躍するととっても嬉しいですよね。それに、自分が少しでも役に立てたら更にHAPPY。

たぶん、選挙も最初はそんな感じでいいんだと思います。今年は統一地方選や参議院選挙、衆議院選挙まで噂される選挙イヤーです。今まで政治に興味の無かった方も、おもしろおかしく政治を見る、☆推しメン議員☆を見つけるきっかけにしてほしいと思います。

というわけで、今回の目の付け所は、政治家の正月の過ごし方

元旦と言えば、お仕事もお休みでのんびり過ごしながら、お昼くらいに初詣(夜中に初詣パターンも)でもいこうかな、ちょっと足伸ばして初売りセールでも。なんてのが一般的な日本の正月かなと思います。が、政治家にとっての正月とは、他の議員との差をつける大切な時間、特に、今年選挙を控える方にとっては、一秒たりとも無駄にはできません。よくある過ごし方としては、

・選挙区内の神社を全部詣

正月行事に出席(元旦マラソンとか朝起き会とか)

・地元神社の初詣パトロールや甘酒のお手伝い

・お世話になっている後援会の皆様に年始のごあいさつまわり

年賀状の返事を手書きで書く

(公職選挙法により政治家は年賀状を出すことができません)

・神社の前でのぼりを立てて、ひたすらに「あけましておめでとうございます」←通称「元旦神社立ち

私は娘と一緒に地元の神社に初詣

ここで注目したいのが、元旦神社立ち!あ、そういえば見かけたなって人も多いはずですが、皆さんはどう感じましたか?間違っても、元旦から頑張っているなぁ!よし一票入れてやるか!なんて思ったら大間違い!

皆さんの前に現れるかどうかは別にして、ほぼ全ての政治家が元旦から活動しています。特に、日頃から頑張って活動している政治家ほど、正月のルーティンが決まっていて、大衆の前には出てこないケースが多いです(おくざわ調べ)

もちろん、初めて見る人に票は入れないわけですから、一人でも多くの方に顔と名前を知ってもらう努力は大事ですし、元旦神社立ちも有益な活動と言えるでしょう。しかし、選挙前だけ!の活動なのかどうかはよく見極めて、改めて、その政治家の日頃の活動を見てほしいなと思います。最近は、HPやFBなどで容易に見ることができますからね。

ちなみに、町田の白川市議は、三が日は菅原神社前に立ち続けるという荒業を10年間やり続けた結果、正月の風物詩のような存在になりつつあるそうです。それはそれですごいです。。

白川市議のブログより引用

最後に、ワンポイントアドバイス。元旦神社前で立つ政治家を見かけたら、

「去年もいましたっけ?」

て声をかけてみてください。これでドギマギする政治家は、選挙前だけの可能性が高いですね。。

※もちろん新人(初めて立候補する人)は除きます。

元旦に友人から送られてきた新人候補者の写真。がんばれ~!

ちなみに、私は元旦は家族とゆっくり過ごし地元の神社に初詣、2日はSNSで新年のご挨拶、3日は事務所の大掃除とブログ、年賀状への返事を書いて過ごしました。これからも、選挙あるある不定期でお届けしたいと思います。


編集部より:この記事は、東京都議会議員、奥澤高広氏(町田市選出、都民ファーストの会)のブログ2019年1月3日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおくざわ高広 公式ブログ『「聴く」から始まる「東京大改革」』をご覧ください。