池袋事故:元院長の免許取り消し後も「容疑者」呼称せず

2019年06月01日 11:40

東京・池袋で12人が死傷した暴走事故で、東京都公安委員会は31日、乗用車を運転していた旧通産省工業技術院の元院長、飯塚幸三容疑者(87)の運転免許を取り消す決定をした。行政処分で事故が正式に認定されたが、大半のメディアが引き続き、容疑者の呼称を使わないことにネットで疑問が噴出した。

NHKニュースより:編集部

飯塚容疑者の呼称を巡っては先月、警視庁による事情聴取が始まってから、読売新聞が先駆けて容疑者の呼称を使い始めたが、その後も各社は事故当時と同じく「元院長」を使い続けてきた経緯がある(過去記事参照)。

読売は事情聴取の対象として飯塚容疑者が「法的な立場」に立たされたとみて、呼称を変更したとみられる。これに対し、報道各社は、逮捕や書類送検などの結果が出るまでは慎重に対応しているものとみられる。今回の免許取り消し報道も読売だけが容疑者の呼称を使い、共同通信やテレビ各局など多数のメディアは引き続き「元院長」と呼んでいる。

共同通信によると、飯塚容疑者は公安委の聴聞に本人は「足が悪い」と欠席。代理人も出席しなかったという。これが飯塚容疑者を「上級国民」と蔑称するネット世論のさらなる不興を駆り立て、さらにネット世論のマスコミ不信を深めた格好だ。免許取り消しの報道が流れると、ネットでは、

上級国民は足が痛いと聴聞会を欠席 テレビ朝日始めメディアは何故容疑者と言わないのか?元院長っておかしいでしょ

「飯塚元院長」じゃなくて、「飯塚容疑者」とちゃんと伝えてほしい。幼い命を奪った重大な事故、いや殺人です。

などと反発する意見が続出。さらに

元院長と書くぐらいなら、上級国民容疑者様と書いて頂きたいな。

とメディアの慎重な対応を皮肉る意見もみられた。

なお、ネットでは「え?これで終わり?罰則なし?」と疑問を持つ人もいたようだが、今回の処分は免許を発行する行政側の対応であり、刑事責任については警視庁の捜査が立件に向けて進む見通しだ。

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