ワークショップコレクションinよしもと!

ワークショップコレクションinよしもと。
慶應義塾大学や九州大学でのワーコレに芸人が参加したり、京都国際映画祭でミニ版を開催したりとこれまでもいろいろ吉本ワーコレはありましたが、吉本ベースでの本格開催は初めて。
これから始まります。
小学校の跡地である吉本興業 新宿本社にて開催しました。
プログラミングや映像制作、アニメ制作、工作や漫才作り。
18ワークショップが集合しました。
くまだまさしさんはワークショップの常連。
必ず親子の空気を持っていきます。
吉本興業には6000人の芸人がいまして、その全員がコミュニケーションの達人。
実にワークショップとの相性がいい。
ロバート山本さんの「むちゃぶりかみしばい」。
紙芝居作りです。
アートで名を成したり、芥川賞を受賞したり、音楽をヒットさせたり、絵本や映画を作ったり。
芸人はお笑い以外のマルチな才能を花開かせています。
田畑藤本「楽しい算数」。
東大工学部卒と立命館大経営学部卒、ベンチャー起業したほうがええんちゃうかと思うコンビ。
コミュニケーション力だけでなく、創造力と表現力を育むのがワークショップ。
それを吉本が提供するって、おもしろいですよね。
iUの客員教授もお願いしているチャドマレーンさん「英語で楽しもう」。
実は吉本興業は真剣に教育企業になろうとしているのです。
沖縄でエンタメ学校を経営することに加え、エチャイナ・メディア・キャピタルと上海に学校を設立することも決定、iUとも連携します。
漫才ワークショップ。
2002年にCANVASを設立する際、漫才ワークショップができないかと吉本興業に相談しました。
コンビでどついてコミュニケーション、それで人を笑わせる。
最高の日本型創作・表現ワークショップになると考えたのです。
根づいてきて、とてもうれしい。
ワークショップコレクションに欠かせない常連さんも出展。
原田博士の「ビスケット」によるプログラミングです。
今後、よしもとがワークショップを全国・海外展開するのと共同歩調が取れるといいですね。
竹芝CiPのイベントYouGoExでiUを紹介してくれた「ランパンプス」が子どもたちと大喜利を考えて、Pepperくんにインプット。
お笑いロボットプログラミング。これはお得ですねぇ。
ちなみにPepperくんの中味ってよしもとロボット研究所が作ってるんですよ!
これもワーコレの常連、深沢アート研究所「こわしてつくって工夫する。せんたくばさみ山。」
大量の洗濯バサミを置いておけば、これだけ創造的で愉快なワークショップになる。
ということがわかっている、というところが深沢アートの凄み。
iPadアプリKOMAKOMAでのコマ撮りアニメ作り。本家CANVASが提供しています。
ところで。
吉本興業の出資を得て、NPO法人CANVASとは別に、株式会社CANVASを設立し、ワークショップの全国・海外展開を図ることになりました。よろしく!
これもおなじみデジタルえほんコーナー。
世界のデジタルえほんを体験できます。
日本をデジタルえほんの本場にするという目論見は、だいぶいい線きています。
わが慶應義塾大学KMDも参戦。
ぼくのゼミの渡慶次さんと小宮くん。
わが超人スポーツも参戦。
スケルトニクスvsバブルジャンパー。
よしもとは超スポにも力を入れています。
 
吉本興業・大崎会長は「よしもとはNPOでええ」と言います。
元来、大勢の芸人さんのコミュニティであり、人を笑わせて幸せにすることが本業。
Laugh & Peaceを社是に掲げる。
利益を追求する企業というより、公益に近いんですよね。
こうした活動との親和性が高いのです。
今後もよろしゅうに。

編集部より:このブログは「中村伊知哉氏のブログ」2019年6月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はIchiya Nakamuraをご覧ください。