今週のつぶやき:新党「N国」に思うこと

2019年07月27日 14:00

長く大雨に悩まされた九州四国地方がようやく落ち着き始めたと思いきや、晴れない上に台風の追い打ちとなる東海、関東は弱り目に祟り目、と思っているビジネス関係者も多いでしょう。屋外プールは大打撃のようです。観光なども伸び悩んでしまうと思いますが、ここは気を取り直して台風一過に期待しましょう。きっとカラッとした夏空が待っています。

では今週のつぶやきです。

市場は夏休みモード

ネタはあれど全然盛り上がらない市場は参加者が夏休みに入っているからでしょう。アメリカの4-6月GDPは2.1%成長と1-3月期の3.1%から減速しましたがアナリストの事前予想1.8%を上回ったことでまずまずの着地となりました。来週のFOMCでの利下げ幅は0.25%でほぼ決まりと見てよいでしょう。

パウエル議長(FRB公式ツイッターより:編集部)

とすれば市場はその引き下げ幅を完全に織り込んでいますのでパウエル議長のステートメントに注目が集まると思いますが、あまり刺激的な発言をされない方ですので9月にもう一度引き下げをするかという早読みになると思います。引き下げの可能性はあり得ると思います。

今回のGDPでも出ているのですが、個人住宅関連が弱いことと投資部門、特に建築投資がマイナス10%となっているのは懸念されるところで企業が先行き不安感を持っているとみられます。

とはいえ、日本ほどではないにせよ、北米市場も夏休みモード全開でしばし休憩でしょうか?

新党「N国」に思うこと

「NHKから国民を守る党」、略称N国が参議院選で議席を確保したことが話題になりました。私はスルーしていたのですが、一言だけ。

立花氏YouTubeチャンネル、丸山氏ツイッターより:編集部

このブログのコメントでもNHKに対する苦言はあります。税金を投入し、かつ受信料をほぼ強制的に取る上に「ほとんど見ない」「報道姿勢が気に食わない」といったことでしょう。しかし、民放に比べたら安定感があるのと緊急時の放送体制、情報提供能力と全国の網羅という点では民放とは立ち位置が違っています。

また海外向けの放送もしっかりしており、日本をお届けするという意味で海外在住の日本人のみならず日本のボイスを海外の人に伝達する一種のプロパガンダという使命も持っています。

とすればN国が主張するお金を払った人だけが見られるスクランブル放送では課金放送と同じで本来の趣旨と全く外れてしまいます。そうではなく、NHKがその放送内容をより広く国民に受け入れられるよう改善、改革を促すと同時に経営の効率化を図り、受信料を引き下げるべく努力を促す、これがN国の本来の役目だろうと思います。税金ももう少し投入して課金部分を減らす施策を打った方がいいでしょう。

ところでN国の立花孝志代表はあの丸山穂高クンにラブコールしています。こりゃセンスがなさ過ぎるわ。

ワーケーションってなんだ?

Doctor Popular/flickr:編集部

Workation、仕事とバケーションを一緒にするというアメリカ発の造語です。日本では基本的に考えにくい発想かもしれません。

私の顧問弁護士は10年以上前から年に数カ月はバンクーバーから数百キロ離れたところにある別荘から仕事をしています。電話をしてもメールをしても普通に返事がきますが、相手は事務所ではなく、眺めの良い開放感あふれる別荘で仕事をしているわけです。

そうなると一日の過ごし方はまるで変ります。まず、通勤がありません。その分時間を有効に使えます。朝、ジョギングをしてゆっくり朝食をとってからでも十分です。誰にも邪魔されない仕事ですから効率的で捗り、夕方も4時ぐらいには終われるかもしれません。

私も日本で仕事をするときは日本時間の朝6時前からカナダとのやり取りでスタートし、遅くとも午後3時ぐらいには一旦終わります。夜のアポがあればそれまでの3-4時間はフリータイムになるし、あとは塾で教えたり、という感じでしょうか?邪魔をされない仕事環境、これが私の中でのワーケーションであります。

ただ、日本でこれが根付くのは至難の業。なぜなら会社の仕事をパソコンで行わなくてはいけないので業務内容を外に持ち出すことになります。これはコンプライアンスやセキュリティで禁止されているところが多いでしょう。また、一人仕事をするようなポジションの人も少ないはずです。AさんがいなければBさんがその代行をするというのが日本の仕組み。ワーケーションができるような日本の働き方改革はあるんでしょうかねぇ?

後記

めったにないのですが、高校野球岩手決勝をバンクーバーでライブ放送で見ていました。(今はネット放送でこんなマイナーな放送も鮮明画像で見られるのです。)もちろん目的は大船渡の佐々木投手を見たかったからであります。が、結局出ず。試合はかつて菊池雄星を出した強豪、花巻東の一方的試合で終わりました。個人的には監督の采配ミスかなと思います。花巻東とは総合力が違い過ぎて仮に佐々木投手で勝ったとしても大船渡の力ではないような気もしました。佐々木クンの芽はきっとプロの世界で大きく育つのでしょう。

では今日はこのぐらいで。


編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2019年7月27日の記事より転載させていただきました。

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