集中しづらい現代で集中力を手に入れる3つの方法

こんにちは!黒坂岳央(くろさかたけを)です。
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歴史上、現代ほど集中しづらい時代はないと思っています。その原因は言うまでもなく、ポケットの中にある小さなスマートフォンです。この小さなデバイスが動画や音楽を流し、画像を表示させ、テキスト読ませようとしてきます。こちらが意識していなくても電話の方から「見なさい」と積極的に集中力を奪ってくるのです。このように集中しづらい時代において、私個人的に取り組み、結果的に集中力を高めることが出来たメソッドをご紹介したいと思います。

時間の制約を味方にする

人に最高の集中力を授けてくれるのは、「時間的制約」です。人生は時間の集合体です。自らが人生の時間の管理人となることで、集中力を自在にコントロールできます。何も難しいことをする必要はありません。単に今の自分にはやることがあり、それには時間の制約があるということを強く認識するだけなのです。

心の底から愛する人が目の前にいて、あと30分しかその人と一緒にいられないとなれば、スマートフォンがどれだけ通知を鳴らしても、そのような状況では気にする人はいないでしょう。「自分がやりたいことはこれで、持ち時間はこれだけある」ということを常に意識すれば、途中で自分の意識を持って行こうとするものがあっても、はねのけて目の前のことに集中することができます

若い時には、若さは永遠であるかのように錯覚しがちです。ついつい、今すぐやらなくてもいいことに没頭してしまったりします。しかし、ある程度人生を生きると、やりたいことを全部やろうとすると、ムダにできる時間はそんなに長くないということに気づきます。その結果、時間を大事に、そして本当にやりたいことだけにフォーカスする集中力が生まれます。時間の制約を味方にすることで、集中力を得ることが出来ます。

早起きをする

どこでもいい尽くされていることですが、早起きは本当に効力があります。私は昔、夜型の生活をしていました。何かやらないといけないことがあれば、夜遅くまで起きて頑張って終わらせ、その後に眠るということをしていた時期があったのです。

しかし、生産性が非常に悪かったですし、何より集中ができません。夜の22時から何かに取り組み始めると、その気になれば翌朝までたっぷりと時間があることになります。人は潤沢すぎる時間があると、ついつい集中できずに質の低い作業になってしまいがちです。また、本来は寝るべき時間に起きて取り組むのは疲れが溜まっていることにもなりますから、生産性もよくありません。

しかし、朝早起きをしてしまうと集中せざるを得ません。会社に出社するまでに、時間の制約があります。この時間をどうやっても伸ばすことはできません。「締め切り効果」と呼ばれる方法を取り入れることで、集中力を高めることが出来ます。Lineやチャットワークの通知も早朝は来ませんから、通知に邪魔されることもないのです。

今では夜遅くまで起きて仕事をするというのが考えられなくなりました。

あえて自分を追い込む

仕事はついつい「楽な方からやろう」「これはまだ先でいい」と面倒なことを先送りにするのが人間心理というものです。私も油断すると、そうなってしまいそうになることがあります。

特に自分一人でやっていると、誰にも迷惑をかけませんからどれだけでも先送りが出来てしまいます。ですので、私はそうならないようにアナウンス(宣言)をすることで集中力を取り戻しています。

例えば、取引先のメディア会社に記事原稿を寄稿するタイミングを、自分で約束をしてしまうのです。「明日の朝7時までに提出します」と宣言してしまったら、もう何が何でも描き終えるしかなくなります。ちょっと気乗りがしない日でも、約束を破るわけには行きませんから重要なものから手を付けて確実に終わらせようというインセンティブが働きます。さらに私はその場でGoogleカレンダーに入れてしまい、やる気があってもなくても何が何でも終わらせるしかなくなってしまう状況を作っています。これにより、集中力を発揮して終わらせるようにしています。

また、取引先がいなくても同じです。何か新しい施策をするときにも、メルマガやブログの読者に宣言してしまいます。最近やったことで言えば、セミナーの告知です。こういう内容でセミナーを開催します!と告知したら、どんなことがあっても当日までに来て頂く方の期待値を超えるセミナーを提供しなければならなくなってしまいます。いいものにしたいと思うので、高い集中力で取り組もうとやる気が湧いてきます。

尚、巷で言われている「ご褒美を自分に与える」というのは私はあまり効果がないように思えます。ご褒美をあげないと集中できない、というのは仕事に対して消極的な姿勢になるわけですから、あまり好ましいものではありません。そして私の場合は、物欲はあまりないので「欲しいご褒美」というのがないという事情もあります。

今回は個人的に取り入れている「集中力を高める手法」をご紹介させていただきました。集中力は与えられるものではなく、「自分で作るもの」だと思っています。

黒坂 岳央
フルーツギフトショップ「水菓子 肥後庵」 代表

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