皇后陛下には無理をされないようにお願いしたい

2019年10月24日 11:30

雅子皇后陛下が完全復調とかマスコミは報じているが、前回に比べて徹底的に簡素化し、パレードも結果的に別の日にしたわけで、恐る恐るの安全運転でのことだ。

即位礼正殿の儀に臨まれた皇后様(首相官邸YouTubeより)

饗宴の儀は計4回開かれるが、22,25、29、31日と飛び飛びに開催され、後半の2回については、立食形式としている。

平成のときは、4日連続で計7回催され、3日間は昼夜2回という強行スケジュールだった。もろもろ参加者の数も絞っている。

新皇后陛下としての最初の地方での公務であった6月2日の愛知県での全国植樹祭への出席も、これまでは、複数泊の日程を組み、開催県の福祉施設などを回って慰問などを行われたのを1泊にして、しかも、お帰りは名古屋駅で一般人との接触をしないで済むように中部国際空港から専用機でということになった。

マクロン大統領来日のときも、皇后は出席されないという予定にしておいて、調子がよかったから出席というようなかたちがとられたこともあったし、海外訪問は急な欠席が心配されるということでされないでいる。

私は、宮内庁が体調がまだ安心できる状態でないので簡素化するということを、はっきり国民に説明したほうがいいと思う。期待値を上げすぎないことが大事だ。

朝日新聞などは完全復調とかいって持ち上げて、また、少しでも何かあれば逆さ落としにしかねない。そうでなくとも、祝賀ムードが終われば、平成のときと違って、両陛下のお出ましが減るっていることへの不満も出てくる。。

平成の両陛下は、ストイックにお出ましをされ、ご高齢になってからも、宮内庁の事務方が簡素化しようと提案してもなかなかご承知にならなかったと聞く。

しかし、それが維持できなくなったから譲位されたわけだが、それなら、若い両陛下は従前の頻度を維持すべきだと考えている人もいる。

私は平成の両陛下の象徴天皇像は、普遍的なものではないと思う。それぞれの時代の陛下がお考えでスタイルは決めればいいことだ。もちろん、それは、最終的に国民の評価が高いものでなくてはならないが、無理をして、前の両陛下のスタイルを継承しなければならないものではない。

平成の両陛下のスタイルだって昭和の両陛下とは違ったのである。

八幡 和郎
八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

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評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

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