選挙を冒涜?する人たち

2020年06月30日 06:00

政治を真面目に考えようとされている方々を唖然とさせるようなことが相次いでいる。

河井克行、河井案里(法務省サイト、Wikipedia)

まずは、地方議員や首長の買収。

こういう大胆な買収行為はなくなっていたはずだ、と思っていたが、そうではなかったようだ。
安倍内閣で首相補佐官や外交特別補佐などを務めて、安倍総理の側近中の側近の一人として認知されていたのだろうから、地方議員の方々や首長の方々が一目も二目も置いていたことは明らかだ。

総理からです、などと言われてしまうと無碍に受け取りを拒絶することも難しくなる。二人だけの秘密、などと言われてしまえば、誰にも口外できなくなってしまう。受け取ってはいけないお金だということは分かっているのだが、ついつい受け取ってしまうのがこの類のお金である。

やはりこれは拙い金だ、と思って返した方もいるだろうし、その内に返そうと思いながらそのままになっていた人もいるだろう。

折角の選挙を金で汚してしまったのだから、そういうことをしてしまった人は、やはり選挙を冒涜した人、と言うべきだろう。

まあ、選挙の現場は綺麗ごとだけでは済まないことが多いことは間違いないが、その野放図さ、無神経さ、大胆さには呆れてしまう。

検察は、二度とこういうことが行われないように徹底的に捜査をすることである。地方議員や首長が何人辞職してもいい。絶対に手を抜かないことである。

再発防止のための最高の方策は、違反が明らかになったら厳正な手続きの下で違反者を厳罰に処することである。いい加減な処分で終わってしまうと、結果的に軽んじられてしまうのが、法である。

まあ、皆さん、よくお分かりだと思うが・・。

法に抵触しているのかどうかよく分からないが、如何にも選挙を冒涜するようなことをされている候補者が最近目立つようになった。

犯罪ならば厳罰に処すればいいが、犯罪と言えるかどうか分からないところが実に悩ましい。しかし、選挙を冒涜していることだけは、明らかである。

アベノマスクブラ、などという言葉を初めて聞いたが、あんなポスターを見たら、真面目な方は怒り出すはずだ。政見放送で放送を憚るような言葉を連発したり、政見放送中に衣類を脱いでほぼ裸になってしまうのも、選挙冒涜の一つの類型だろう。

政治や選挙を真面目に考えようとされている方々が気の毒である。

政治や選挙をおもちゃにはして欲しくない。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2020年6月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。

アゴラの最新ニュース情報を、いいねしてチェックしよう!

過去の記事

ページの先頭に戻る↑