そもそもPCR検査とはなにかを分かってないから「感染拡大、大変ダー」になる

2020年07月19日 14:01

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さて、連日、メディアやリテラシーの低い首長は「感染拡大たいへんだー」と騒いでいます。しかし昨日も

重症者も死者も全然爆増しません

PCR陽性数が爆発しているのに、重症者も死者もほとんど増えない。重症になるのに2週間かかる(前回の感染拡大の時は5日程度だった)という「2週間大好き」のかたも、2週間どころか4週間経過しても爆増してこないので困っているのではないか。

と、国立国際医療研究センターの大曲貴夫・国際感染症センター長の大曲先生もおっしゃってます。
先週に

PCR陽性が爆増しているのにどうして重症者が全く増えないのか、その謎があっさり解けた!!

というエントリーを書いたのですが、要は

  • 4月までは4日以上熱がある人のみでしかもCT撮って怪しい人だけ。つまり有症状者のみをPCR検査していた。検査対象は発症している人
  • ところがいまは症状もない全員検査をする
  • コロナでは98%が無症状または軽い風邪程度

    以前なら検査されない98%にたいして検査してるんだから、陽性がたくさんいて当たり前。4月におなじことしたら万単位でいたはず

という話でした。

これにTwitterで食ってかかってきた元医師という方がいました。「突っ込みどころが満載」といういつもの上目線のリプなので、「では突っ込んでください」と返したのですが、だいたいこういう「突っ込みどころ満載」という人のリプ自体が突っ込みどころ満載なのがいつものことです。

日本の重症者、死者が少ないのはマスクをしているから(???????感染者ならまだわかるが死者数に関係が?)

そして決定的なのが「PCR陽性は感染者だ」という突っ込みです。これは完全に認識がおかしい。

新型コロナ、日本で重症化率・死亡率が低いワケ高橋泰教授が「感染7段階モデル」で見える化

の中で、高橋先生は

発表されている数字はあくまでもPCR検査で判明した「PCR陽性者判明数」であり、正確には「感染者数」ではない。もちろん「発症者数」でもない。

と、書かれているのです。わたしもいままでは面倒なので感染者数としておりましたし、メディアもこのように

と、報道しています。しかしよくよく考えると、これは高橋先生のおっしゃるとおり、「PCR陽性=感染者」とは必ずしも言えないのであります。本日はこの件について詳しく説明して見ようと思います。これが理解できるとどうしてこんなに陽性が増えているのに死者も重症も増えないかがはっきりと理解できます。

PCR検査とは何か

完全に勘違いしている人が多いのですが、PCR検査はウイルスを発見しているわけではないのです。PCR検査とは何かはココが詳しい。

日本疫学会の説明では

「PCR検査とはウイルスの遺伝子を増幅して検出する方法です。Real timeとは、検査途中でもウイルスの量(対象とする遺伝子のコピー数)の測定値を測ることができる方法であり、通常のPCR(途中での結果を見ることができない)よりも10倍から100倍に検出感度が高い、つまり少ないウイルス量でも測ることができる方法です。従って、迅速で、精度の高い検査が可能となります。新型コロナウイルスは、RNAウイルスなので、測定を行うためにRNAからDNAを作り出す過程を表しています」

と書かれています。

新型コロナの遺伝子はもう分かっているので、その遺伝子があるかを超増幅して調べるのです。よく「なんでもかんでも拾うのでPCR検査はデタラメ」というトンデモをいう人がいますがそんなことはなく、新型コロナの遺伝子だけを拾います。コロナはRNA型というDNAを反転させたタイプなのでこれをDNAに変換して調べます。

問題はその精度が高すぎること!
コロナのPCR検査には偽陽性はほとんどありません。陽性というときはほぼ必ず新型コロナの遺伝子が発見されています。逆に陰性判定の精度は大変に低いです。

こちらにPCR検査の精度のレポートがあります。

これをみますと、PCR検査でウイルス遺伝子が5個までが陰性、それ以上を陽性としているようです。

検査対象者の体内からウイルスの遺伝子が発見されたという時は以下の可能性があるはずです。

1 検査対象者が感染している
2 検査対象者がウイルスを吸い込んだがまだ感染に至っていない
3 検査対象者が自然免疫でウイルスを駆逐した残骸が残っている

2と3を感染者とするのはおかしいでしょう?

ってことです。PCR陽性は必ずしも感染者ではないし、ましては患者でもない。陽性出た人には感染してない人も多く含まれているのは間違いない。

偽陽性ではなく偽感染者と言っても良い。以前は症状があり、CTで怪しいとされた人たちだけが検査を受けていたのでほぼ1であったが、現在は症状も無い人たちをめちゃくちゃ検査しているので2と3が大半ではないかということです。道理で重症者や死者も増えないわけです。

高橋先生や宮坂先生は「獲得免疫のほかに自然免疫がある人が多く、この場合は感染しないか感染しても知らないうちにウイルスを駆逐している」という説を唱えられていて、そうでないと欧州が抗体獲得率が10%程度なのに終息するわけがない。宮坂先生がFacebookで公開されていた考え方。

あ、いまだ欧米ガーの方の為に、いまのスウェーデン、イギリス、フランス、イタリアの死者数です。感染者数も激減して終息。

西浦先生が言ってた「6割の国民が抗体を持たないと終息しない。開国したらまた感染爆発する」というのは他国が10%程度で終息した事実を見ても明らかに間違っていました。

欧米はさすがに科学的な思考ができるので解放に向かい、アジアやアフリカはいまだ「怖い怖い」といい続けている。迷信がいまだにはびこる地域のリテラシーの低さにウンザリします。

死者数と重症者数を疾病の指標にするべき

インフルエンザも肺炎球菌も、いやすべての病気は死者数でその恐ろしさを現す。
インフルエンザの無症状率は4割、肺炎球菌は幼児の8割が発症せずに保菌するが、どの病気がPCR陽性で判断するというのか。

4月の段階では「感染者数は検査数によって意味をなさないから、誤魔化せない死者数で判断しようになって

こうした記事も普通に出るようになったのに、また元に戻ってPCR陽性数ガーである。

くりかえすが現在のPCR陽性は

相当割合の偽感染者を含んでいる

のである。いい加減に気づきましょうよ。マスコミも政治家も。そしてコロナ脳のみなさんも。

4月のように「PCR検査は4日以上熱があって、CTで肺を確認してから」に戻せば、新規感染者か1日せいぜい数十人程度に落ちるはずです。なによりの指標は誤魔化せない死者数と重症者数です。

ちなみに現時点でのECMO使用者数は全国で6例、東京都内ではたったの1例のみ。
ピーク時は62人も繋がれておりました。真の重症者数はこの数です。

ちなみに日本全部でECMOは1,412台ありますよ!

本日のKindleセールでこんなのが出てきました。試し読みしたんですが面白い。小学校低学年のお子さんがいる方は是非


編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2020年7月19日の記事より転載させていただきました。

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