「美術館王国」信州で1日だけ開かれる幻の美術館 --- 井上 貴至

都道府県別の「美術館と博物館の合計」が1番多いのは、東京都。
では、2番目は何県でしょうか?

人口が多い大阪府や神奈川県、面積が広い北海道ではありません。歴史や伝統がある京都府でもありません。2番目は、なんと長野県。もちろん人口あたりではダントツの多さです。

新潟県の県境の信濃町(しなのまち)にも、素敵な美術館や博物館がたくさんあります。

●小林一茶記念館
http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/68236314.html
●野尻湖ナウマンゾウ博物館
●黒姫童話館

そして、忘れてはならないのが、こちら「落葉美術館」
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(落葉美術館の庭から)

黒姫の美しい落葉に魅せられた画家の平山和子さん。
年に1日だけ自宅を開放した美術館

16年間続けられた以降、最近はいろいろな事情で開催されていませんでしたが、今年は10年ぶりに復活。せっかくの機会、僕も足を運んでみました。

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(ポストカードを撮影)

部屋の中の木漏れ日がすごく気持ちいい!

「小さな美術館でございますが、林のなかの、本当の落ち葉の美術館の分館の一つともなればと思っております。」という平山館長の言葉がしっくりきます。

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(ポストカードを撮影)

グラジュエーション豊かな「落葉」は、日本の繊細な「美の象徴」かもしれません。

自宅を開放する、それも1年に1回無理のない範囲で開放する、ともすれば箱モノばかりが目立つ美術館行政において、この美の交流の仕掛けも面白かったです。長島町に置き換えてなにかやっていきたいです。

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<井上貴至(長島町副町長(地方創生担当)プロフィール>
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田舎暮らしはキャリアアップ!長島町で働く仲間を募集中。
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「かっこいい長島」を伝えたい
編集長やってます!【長島大陸食べる通信】
http://taberu.me/nagashima/


編集部より:この記事は、鹿児島県長島町副町長、井上貴至氏のブログ 2015年11月8日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『「長島大陸」地方創生物語~井上貴至の地域づくりは楽しい~』をご覧ください。