アゴラブックスは、本日から下記2タイトルの本を発売開始します。2003年・2002年に発表された紙の書籍が、タブレットPCで読める電子書籍として復刊しました。
- 池尾和人『銀行はなぜ変われないのか』
- 板越ジョージ著 『グラウンド・ゼロ』
本書は2003年に中央公論新社から出版され、不良債権問題や財政問題を論じています。不良債権はその後、小泉政権で一定の処理が終わりましたが、財政赤字はますます悪化しています。そして日本の銀行は、不良債権という荷物は軽くなったものの、相変わらず「金貸し」を脱却できず、収益力は低く、国債を買って財政赤字を支えています。この低収益構造が財政を支える皮肉な構造は、いつまで続けられるのでしょうか。その原因はどこにあるのでしょうか。本書の問題提起は、残念ながら今もそのまま有効です。
アゴラブックスに会員登録(無料)をすると、全体の2割までのページが立ち読みできます。
コメント
アゴラブックスを含め電子書籍には大変興味有りますが、一つの疑問があります。
pdf対応版なら問題は無いのですが、ブラウザ対応版を購入後、出版社が破綻もしくは事業の継続が困難な状況に陥った場合、クラウド上の“書棚”はどの様な扱いになるのでしょうか。
これはもっともな疑問ですね。当社が営業停止した場合には、システムを管理している会社(資本関係のない別法人)に業務を引き継ぐ予定です。その会社も解散した場合は・・・検討中です。
ご説明有難うございます。
この最ついでですので、もう一つの疑問が有りますのでご回答頂ければ幸いに存じます。
現在アゴラブックスのアカウント取得には課金が発生しませんが、将来的にもアカウントの維持に課金しないということでしょうか。
ヤフーオークションの時にも無料だったのが突然有料化されたのですが、こちらは気に入らなければ退会すれば済む話です。
しかし、FAQの「一度アカウントを削除されると、同じご登録情報で新規にアカウントを作成されても、削除されたアカウントの書棚に入っていた本は反映されませんのでご注意ください。」ということで、退会とは全ての蔵書を廃棄することと同義語となります。
これはある意味『ホールドアップ問題』と成りえる話で、防ぐ方法はございますでしょうか。