単純な論理は衆愚に効果的なんだが説得力は持ちません。よく考えればわかる。核兵器も同じです。いくら外交的な能力が劣るといって、それに代わる手段として核兵器を持て、というのは、ネトウヨあたりならコロリとダマされるかもしれんが、普通の教育を受けた人間には通じない。ひょっとすると、威勢のいいことを言って有権者を眩惑させ、右傾化した自民党の印象を相対的に薄めたいのかもしれません。いずれにせよ、このへんは選挙の争点にはならんでしょう。
海国防衛ジャーナル
核兵器を万能だと思い込んでいませんか?
吉井理人コーチ、退団の真相と愛甲猛氏の「暴露本」
戦後史の激動
斎藤佑樹投手についての意見の相違で日ハムを退団した、ということらしいんだが、監督ってのもいろいろ大変でビジネスのことも考えなきゃいけないんでしょう。中間管理職と現場との確執、というわけです。同時に紹介されている愛甲氏について「野球愛」を感じる、と書いています。まったく関係のない話なんだが、愛甲って名字は相模の国の古い名前です。小田急線に愛甲石田って駅もあるんだが、石田も鎌倉時代からある三浦党の一派。愛甲が厚木市、石田が伊勢原市にあり、両方にまたがる駅だから二つを合体させちゃったわけです。
Kindle Paperwhiteを自炊ユーザー視点で触ってみたよ
はげあたま.org
いろいろ書いてるブログなんだが、実際に自分で使ってみた感じから言えば、だいたい当たってます。確かに、重い、というのはある。これで重いなら箸より重いものを持たないのか、ということなんだが寝転がって読んでると腕がかったるくなります。紙の本だとかなり重い本でもなぜかこうならない。ライトのムラも気になるって言えば気になるし、ページ送りも反応が遅いことがよくある。で、自炊PDFにありがちな文字の読みにくさなんだが、Kindle Paperwhiteでは解決されてるようです。最後に書いてるように、電子書籍化が進まないのでまだまだ自炊に頼らざるを得ない状況です。
「Wii Uの逆ざやはソフトが1本売れれば解消」
パフショップスタッフの日記
これ、一種の消耗品ビジネス、インストールベースビジネスモデルについて書いてるブログです。ゲーム機に限らず、パソコンもタブレットもスマホもこの傾向になってます。携帯なんか本体が(一括)ゼロ円なんてのもある。しかし、どうなんでしょう、ゲームの場合。特定のゲームがどうしてもやりたいため、仕方なくそのゲーム機を買う人も多いと思うんだが、その人はほかのゲームはあまり買わんのじゃないだろうか。
李杭 査氏酒坊 キウイのお酒
墨と硯と紙と筆
中国の自家醸造の酒、飲み屋について書いてます。漢方薬なんかもそうなんだが、中国人はけっこう自分とこで作ったりするようです。南では糯米、北では黄粱をつかって蒸留酒を造ってるらしい。キウイの酒、というのがあり、人間ってのは何でもかんでも酒にしないと気がすまないわけです。こんなところで呑んでると「對酒還自傾(酒に対してまた自ら傾く)」といった李白さんの気分です。
博士後期課程に進学しますか?という話
ITエンジニアの社会学
今では修士課程ってのは博士課程の「前期」になってます。前期で修士号を取って後期で博士号を取る。このブログでは博士号を取ることの意味を考えています。「足の裏の飯粒」って表現はいろんな資格について言われてるんだが、博士号も同じ。単に持っていても、どこかの非常勤講師に潜り込むくらいしか使い道はなさそうです。ただ、高度な教育を受け、自分でテーマを探し出して自分なりに考えて新たな学術地平を拓く人材は絶対に必要。それが博士かどうかは別にしてですが。
Amazonで自費出版ができるようになった!
シニアのスマートフォン
これ、出版すること自体は無料なんだそうです。ようするに自分で編集作業をし、カンパケの状態で勝手にやれ、ということ。ロイヤリティが35%しかもらえないというのがどうかと思うんだが、これも70%まで引き上げることが可能らしい。死んでる英文の論文なんか持ってる人はやってみたらどうでしょうか。ほとんど売れないと思うけど。
「喫煙者は採用いたしておりません」という星野リゾート・採用サイト
永井孝尚のMM21
「ロードサイドのハイエナ」商法ってのはどんな業種業態にもあるわけで、こういう商法では、居抜きで物件を安く買い叩き、何かブランドをくっつけて高く売ったり、別のコンセプトで商売をしたりします。消費者がそれでいいんなら別段、問題はありません。安いハンバーグを喜んで食べてりゃいいわけです。この高級ホテルチェーンの中にも、けっこう居抜きで物件を押さえたものがあるらしい。ロードサイドのファーストフードと高級ホテルの、どこがどう違うのか、ちょっと考えてみたくなります。
民主は国民との約束を守らなかった。自民は国民との約束を守れる?
Munchener Brucke
マニフェストだとか公約だとかってのは、政党が有権者に投票して欲しい一種の「エサ」みたいなもんです。有権者が魅力的に感じる「約束」だから票になる。ともすれば、政党自身、所属候補者自身が、本当にそうしたいのか、どうか、というのは二の次三の次になりがちで、だからいざ実現しようとして困難にぶち当たると簡単に腰砕けになり、党内で足の引っ張り合いが起きる。利害関係でつながった信念のない三百代言千三つ屋の「政治屋」ばかりだから国民は政治不信になるわけです。
いま注目のアーティストはだれか? アートの可能性を探る挑戦的な展覧会『MOTアニュアル2012 風が吹けば桶屋が儲かる』。
VOGUE
木場公園にある東京都現代美術館の展示を紹介してる記事なんだが、こういうインスタレーションっつうのか、パフォーマンスアートというのか、日常の風景の見方なんか別に教えてもらわんでもいい、余計なお世話なんじゃないかと思ったりもします。便器やキャンベルスープを出してきてこれがアートだと驚かせるような時代はとうに去った。もっと特殊な何か、日常では見ることのできない異次元の何かを見たいわけです。これがそうだ、とか言わないよね。
アゴラ編集部:石田 雅彦