日本の現状を象徴する笹子トンネル事故

アゴラ編集部

笹子トンネルの崩落は、選挙で大騒ぎの中、冷水を浴びせかけるように起きた大事故です。ネット上でも政治がらみ選挙がらみで、いろんな流言飛語が飛び交ってます。ことさら関連づけたり意味づけしなくてもいいとは思うんだが、何やら今の日本を象徴するような事故ではある。この国には、老朽化したものがあちこちにある、ということです。


自動車評論家 国沢光宏のホームページ」では、地盤そのものが動いていた、という最悪のケースについて考えています。高速道路に限らず、日本のインフラは短時間で急速に発展しました。確かに日本の建築土木技術は世界的に誇れるものなんだろうが、まだ単に天災の洗礼を受けて検証されていないだけ、とも言えます。

こっちの「清谷信一公式ブログ 清谷防衛経済研究所」は、新しいインフラはもういいから、今あるもののメンテをしろ、と書いている。軍人を含めた研究者や技術者には新しもの好きが多い。こうした人たちの手にかかると、すでに作られたもののメンテナンスがおろそかになる、というわけです。

表題ブログは、ネット上で話題になっているトンネル事故の「予言ブログ」について書いています。予言というより、これは単なるブログ主が抱いた疑問。トンネルの事故と言えば、日本坂トンネルの火災事故を思い出すヒトも多いんじゃないでしょうか。あれは1979(昭和54)年だから30年以上も前のことです。

その後、トンネル内の事故や防災については、いろいろ対策がとられたんだが、トンネルは入ったところの照明が明るく、中へ入るにつれて暗くなるようになっている。ドライバーがトンネルへ入ったとき、無意識に速度を落とし、渋滞にならないようにしてるわけです。最近でも、トンネル内で進行方向へ車両の流れを誘導し、速度を落とさないようにする照明設備が試験されたりしてる。

トンネル内の渋滞を避ける施策というのはわりとどこでも行われていることなんじゃないかと思う。なにしろトンネルは渋滞を起こしやすい代表的な場所です。ただ、笹子トンネルについては、長過ぎるとか、中央道でも渋滞のメッカとか、排気のための吊天井とか、老朽化やNEXCOの検査の不備以外にもちょっと特殊な事情があったようです。だから「予言」のような車線規制が行われていた。いずれにせよ、事故に遭われた方のご快癒、亡くなられた方のご冥福を祈ります。
Jkun Blog
笹子トンネルの崩落事故は予言されていた!?


ネット利用におけるノイズコントロールの重要性について
シロクマの屑籠
ネットにある「ノイズ」は一種のコストだから、うまく排除したり、それをスリ抜けて利用したりしなさいよ、と書いているブログです。ネット上の相手と知り合ったり語り合ったりすると、その相手によってはノイズや刺激なんてもんじゃない、ひじょうに大きなストレスを与えてくる場合があります。ほとんどのヒトは普通なんだが、こんなのに当たると運が悪いとしかいいようがない。ピタッとフタをして無視するしかありません。ここに書かれている「冗長性」というのは、こういうのにブチ当たらないための方便、とも言えます。

自転車が今後獲得すべき機能
サイクルロード~自転車への道
自転車という存在に対する社会の風当たりがやけに強くなってるんだが、とりわけ歩行者からの攻撃がスゴいです。最近はそれでも少しは自転車乗りのマナーも良くなってきたようでなによりだ。このブログでは、自転車に備えるべき機能を考えています。歩行者やドライバーから言わせてもらえば、とにかく目立って周囲の邪魔にならないようにしてほしい、と思います。

日本のアプリ「Watching Cute Girl(見てる女やさかい)」を使って寂しさを癒そう
Startup Dating
なんちゅーか、むしろ寂しいアプリです。ケンコバ氏というのは、兄貴分のキムニイよりモテないのはナゼか、といえば下品だからです。下品が芸なんだからしょうがない。女子というのは、料理するオッサンは好きだが、単に下品なオッサンは好かんのでしょうか。そうですか、そうですね。でも、そんなオッサンでもこのアプリを使えば、若い女子に話しかけられる、という寸法。「触れないで機能」もあるんだが、これはおもろい、というのは勝手に自分の写真が撮影されている、という機能。自分の意外な一面が垣間見られるかもしれません。

鳥の楽園 ~香港米埔自然保護区
墨と硯と紙と筆
へえ、こんな香港もあったんだ、と気付かされる場所を紹介しているブログです。ウッドデッキがなにやらオシャレな感じ。だいたい香港やマカオの周辺ってのは、デルタ地帯で湿地帯ばかりです。水も濁ってるし、アヒルの数のほうがあの中国人より多いんじゃないか、って場所もある。このブログでも空はどんよりと香港っぽい空です。ただ、買い物やグルメだけじゃない香港ってのもある、という意味で興味深い場所であることは確かです。

金のレゴは何のため?
ニュースの社会科学的な裏側
子どものころ、ダイヤブロックなんてのがあって、ピースを集めるのに苦労しました。大人になったらなったで、あの大ざっぱさに抵抗を感じてしまい、大人買いとかできませんね。レゴもたくさん集めたらそれなりに面白いのかもしれないが、個人的にはどうもシャギーなエッジや輪郭に我慢できません。で、このブログでは14金のレゴを紹介。社員を表彰するためのものらしい。

汚いコードとは何か?
メカAG
円周率を代替記号で置き換える、というのはよくわかります。あらかじめそうしておけ、ということらしい。こうした代替記号がたくさんあると、もうそれだけでバグになるんじゃないか、というのは素人考えですかね。これを読むと、プログラマーのヒトはけっこうコピー&ペーストでやっつけ仕事をしてるようだ。起きるであろうエラーを読む想像力みたいなものが必須な仕事なんでしょう。

順天堂大学医学部の入試の小論文が、何を書いたらいいのかサッパリわからない件  模範解答望む
ニュース2ちゃんねる
掲示板に紹介された「痛い話題」なんだが、いや実際、ネット上にはいろんなネタや情報があるもんで、最初はバカにして読んでたんだが、この出題は意外に深い。これは、ユージン・スミス氏の写真です。興味のあるヒトはずっずっと下まで読んでみてください。

田中真紀子文部科学大臣ご祝辞@第28回国際生物学賞にて
大隅典子の仙台通信
総選挙でてんやわんや、新設大学の認可問題なんて、もうどこかへいっちゃったんだが、今の内閣はまだ機能しています。もちろん文科相は田中氏だ。科研費をもらう側だからブログでヨイショした、というわけじゃなさそうで、田中氏はあれはあれでちゃんとしたヒトです。こないだの新設大学問題だって、一説によればデキレースだった、という話もある。彼女の不見識が原因というわけじゃなかったってことです。で、国際生物学賞ってのがあるらしい。どうも愛想も減ったくれもない名前だってんで、ブログ主が名称変更を提案しています。

原材料は悪意100%!ヴィレヴァンの名物「不幸袋」が復活
フィールドプロモーションニュース
もうすぐ初詣、御神籤の季節です。大吉というのは意外に良くない、なんて言いますね。今が絶頂なんだから後は転がり落ちるだけ、というわけ。逆に大凶はここがドン底なんで後は上がり調子です。厄払いもしちゃいけない、と言うヒトもいるんだが、厄を払ってもなくならない、どっかにいってまた戻ってくる。だから厄は甘んじて受けろ、ということです。で、このブログでは、店員の個人的なアイディアや試行錯誤で面白いもの、珍しいものを売ろう、というヴィレッジヴァンガードの「福袋」ならぬ「不幸袋」を紹介。これで不幸とおさらば、もう安心です。


アゴラ編集部:石田 雅彦