『エヴァ』は終わりなき物語なのか

アゴラ編集部

アニメ『エヴァンゲリオン新劇場版:Q』がヒット中らしいんだが、実際に観てみると確かに平日の昼間でもけっこう若い人から中高年まで客席が埋まってました。エヴァ素人ながらの個人的な感想だと、プロモーションVのつなぎ合わせ、もしくは予告編の集大成っぽいな、と。すんません。

で、この作品についてはあちこちでいろいろ言われてるんだが、総監督の庵野秀明氏の「ライバル」的な存在である押井守氏から痛烈な「批評」が飛んできた。ネタもとはこの「押井守の『世界の半分を怒らせる』。」です。


表題ブログでは、作家、表現者の判断なんだから、余人が述べる感想くらいはいいが、変な方向から批判するのはおかしいんじゃないか、と書いています。ダラダラとリインカネーションを続け、無間地獄に落ち込んでいくのも表現手法の一つ。それがいくら幼稚で同工異曲の繰り返しだとしても、実際、今作もヒットしてるんだし、ファンや支持者がいれば続けられます。

エヴァ素人的には、主人公の碇シンジがしきりに言う「なんなんだ、これ」とか「わからないよ……」ってセリフそのものの作品のような気がします。すんません。で、タイトル『:Q』は序破急の「急」。エンディングの前に出てきたんだが、最終話には(意味不明)な『:||』がつくらしい。「序破急」ってのは能楽から生まれた言葉です。なるほど、ネバーエンディングな『エヴァンゲリオン』は、いつか「伝統芸能」のように「昇華」するのかもしれません。
夾竹桃日記
押井守監督の「エヴァンゲリオン」批判を考える


Human Evolution Enters an Exciting New Phase
Wired.com
今の世界の人々を眺めてると、人類の進化ってのはもうドン詰まりなんじゃないか、とも思ったりします。それほどまでにヒドい。しかし、この記事を読むと、我々を特徴付ける遺伝子コードってのは、ここたかだか200世代くらいの間に現れたものらしい。この期間ってのは、科学技術の進歩や衣食住の改良、食糧生産性の向上の時期と一致するんだが、ようするに自然淘汰の圧力を受けていない。進化的なポテンシャルが多く残されてるんだそうです。

日産ジューク、バットマン仕様車を発表
ガハろぐNewsヽ(・ω・)/ズコー
ネット上の意見を読むと、かなり好き嫌いの激しい車種のようです。確かに、デザインは尖ってるし、後方視界も良くなさそうだ。個人的には嫌いじゃない雰囲気なんだが、これは、つや消しブラックの特別仕様車が出た、という記事です。この塗装も書き込みを読むとビミョーなものらしい。バイクのマフラーなんかと同じなんでしょう。

中国の女子高生、「強風でも裏返らない」傘を発明
SciencePortal China
なんか価格が高くなりそうな傘なんだが、この発想ってどこかにあったような気がします。あ、これだ。風が抜ける傘。この商品は二重重ねで風を逃がすわけ。中国の女子高生の発明では、細かい鱗状の穴を開けたらしい。

Pope Benedict XVI Joins Twitter
Mashable
ローマ法王もツイッターアカウントを持つ時代、というワケなんだが、バチカンの公式アカウント自体はすでにあったようです。英語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、フランス語、アラビア語、といった言語でつぶやいてるんだが、今日現在では各国語で一個しかつぶやいてませんね。フォロワーもまだ50万くらいしかいない。盛り上がりに欠ける感じです。

つば九郎がFA宣言! 希望移籍先はジャニーズやAKB48、衆院選出馬なども視野に!?
RBB TODAY
スワローズも今年はお定まりの結果で、クライマックスシリーズには出ることができたんだが、中日の劇的なCS決勝進出と巨人優勝を盛り上げる役しかしませんでした。これがヤクルトらしさ、なんでしょうか。個人的に地味で不熱心なヤクルトファンなので、つば九郎には親近感を抱いてます。あちこち記事を読むと、けっこう真剣に移籍を考えてるらしい。いったいなんなんだろう。育成した選手がドンドコ出ていくチーム事情を、自虐的に皮肉ってるとしか思えません。

見えるか? いや…… ヤフオクに“バカには見えない”出品物
んとらぼ
忘れられたころに定期的に出てくるネタです。この商品への質問がけっこう笑える。出品者自身にもいったい何かわからないらしい。だから質問には応えられないんだそうです。おまけのデニーズ100円引換券、吉野家のクーポンがミソですね。

2012年子供の名前ランキング 男子1位「蓮」 2位「颯太」 女子1位「結衣」 2位「陽菜」
はちま起稿
蓮、ってのが好まれるのはどういうわけなんでしょうか。「レン」という音がいいのかもしれません。どうも抹香臭い感じがするのは私だけでしょうか。しかし、20人くらいで順位を競ってもしょうがないような気がします。この記事の最後に「蓮画像」で検索するな、と書いている。これは前にも紹介した「トライポフォビア」つまり「ツブツブ恐怖症」への警告です。

この時期の政治家はデマに脆弱
情報の海の漂流者
選挙戦に突入し、ネット上でも選挙活動が実質「自主規制モード」に入ってます。当リンク集も選挙系の記事掲載はビミョーな感じ。いや、別に気にはしてませんよ、マジで。それはとにかく(笑)このブログでは、ネット上で変なウワサやデマを流されると政治家は無力、と書いている。逆に言うと、叩くほうは叩きたい放題、というわけで、ネット上の情報には要注意、ということです。

最低賃金と竹中平蔵
国家鮟鱇
コレって、橋下大阪市長がブレまくりで、そこに石原慎太郎氏が参戦して混乱に輪をかけ、橋下氏が修正したりして維新の会のドタバタ感が知れ渡った、という意味では香ばし過ぎる話です。このブログを読むと、竹中平蔵氏は最低賃金の廃止なんてけっして言ってないらしい。いや、むしろ最低賃金の引き上げを主張してる、というわけで、そもそも橋下氏が言い始めたことなんで陰謀論ではないにせよ、いったいどこからこんな政策案が出てきたのか。一部メディアの誘導、という見立てはあながち間違いでもなさそうです。


アゴラ編集部:石田 雅彦