米国ソーシャルゲーム会社「Zynga」が、Microsoftの「Xbox」部門からCEOを「引き抜いた」と話題です。マーク・ピンカス氏が2007年に設立したZyngaは、Facebook向けゲームで数年の間、市場を席巻したんだが、2012年あたりからモバイル化したユーザーに対応できず、ヒット作が出ない低迷状態が続いています。引き抜いたドン・マトリック氏は、「Xbox360」を世界で出荷台数7000万台を超える大ヒットゲーム機にした立役者としれ、Microsoftへ入る前はEA(Electronic Arts)のワールドワイドスタジオの社長でした。これによりZynga創業者のピンカス氏は会長職に退くことになるそうです。
この流れ、Facebookビジネスが長期凋落傾向にあるという表れでもあり、ゲーム業界の業態変化はかように難しいという実例でもある。また表題の記事によると、Microsoftにとってマトリック氏の不在は、今年の年末商戦にXboxが投入する予定の「Xbox One」の売れ行きにさえ、影響を与えかねない事態だそうです。
リリースなどによると、この移籍はけっこうスムーズにいったようで、両社の間には前々から何らかのやりとりがあったことがうかがわれます。ただ、マトリック氏の後任は、MicrosoftのCEOスティーブ・バルマー氏が兼任するという話もあり、ネット上ではこの人事について「アスナ3章16節曰く…」のように彼のキャラもあってか、やや不評なようです。
4Gamer.net
Xbox事業を率いてきたドン・マトリック氏が,ZyngaのCEOに就任。創業者であるマーク・ピンカス氏は,会長および製品担当のCPOに
2.8倍望遠モードに切り替えられるコンタクトレンズ、DARPA出資の研究者が開発
engadget 日本版
こりゃスゴい医療技術です。すでに実証実験に成功してるらしい。このコンタクトレンズ、表向きは網膜機能が低下した「加齢性黄斑変性」の患者治療のために開発されました。この「黄斑変性」は先日、日本でiPS細胞を利用した再生医療のゴーサインが出た対象症状でもある。また、この記事の最後に書いてあるんだが、DARPA(米国国防高等研究計画局)からの資金提供で研究開発されたらしい。ようするに兵士の能力向上のための技術、というわけです。しかし、これを応用すれば遠近両用などの様々なコンタクトレンズが可能。Google glassも将来はコンタクト型になるでしょう。
20年前からヤバかったローラの父親
リアルライブ
国保の医療制度を利用した詐欺罪で国際手配されているジェリップ・エスエスエイ・アル容疑者は、依然として逃亡先のバングラデシュから出頭もなく膠着状態におちいっています。彼はタレントのローラの父親でもあり、娘の言動があちこちでいろいろと話題になっている。ローラ本人に犯人隠匿や共謀といった罪がないのなら芸能活動を継続してもいいのでは、という声や、いやテレビに出たりするのは自粛すべきという批難もあります。また、むしろ父親の出頭と自首をうながし、犯罪捜査の進展に積極的に協力すべきだ、という提案があったりする。この記事では雑誌が報じた父親評を紹介。すでに現地でも姿をくらましているようです。
The Real War on Reality
The New York Times
現代の「戦争」は実際にはネット上で起きている、という記事です。今回のエドワード・スノーデン氏による内部告発を、古代ギリシャの哲人プラトンが「洞窟の比喩」として記述した「イデア論」を引き合いに出し、「実体」と「影」の関係から書いています。「影」を「実体」として「見ている」状態から、国家による監視活動のような「影」は「洞窟の外」へ出して「実体」を明らかにすべきだ、という内容です。その能力や同機があっても国民主権の国家にとって監視活動のような「心理戦」を行う必要はない、と書いている。「ホワイト」なハッカーたちの役割は、洞窟の入口をおおう扉を開け、外の世界の「実体」を見せてくれることなんじゃないか、というわけです。
オフロード仕様のセグウェイ
roomie
「セグウェイ・ジャパンで日本国内でセグウェイに乗ることができる場所を紹介していますが、これはメチャクチャ楽しい乗り物です。まだ乗ったことのない人はぜひ体験したほうがいい。音もしないし、慣れたら自由自在に動かすことができます。この記事では悪路の踏破性がいいセグウェイを紹介。日本の公道で走らせるのは実現不可能かもしれないんだが、こうした山林で乗る場所を増やしてもいいと思います。
アゴラ編集部:石田 雅彦