これは「Yahoo!知恵袋」の質問です。「10代の投票率が0%なのは事実でしょうか」という内容。昨日の選挙後、ネット上の掲示板あたりで盛り上がってる話題です。こういうことが揶揄まがいに取り沙汰されるくらい若い世代には「投票へ行けという説教にはもうウンザリ」という感覚があるんでしょう。当コーナーでも何度も書いてました、すみません。無関心、というより、無言の批判なんでしょうか。でも、いったいどうしたらいいんでしょうね。
ちなみに、昨日の参院選は52.6%前後だったらしい。戦後三番目に低い投票率だそう。年代別のものはまだ出ていないようです。今の若い人は日曜日に投票へ行くようなヒマが実際ないんじゃないか、と思ったりします。バイトも土日だったりするし、投票所が開いてる時間はずっと拘束されたりしている。期日前投票が増えたそうですが、こんな背景もあるのかもしれません。
表題ブログでは、若い世代の投票率が低いとはいえ、この状況だと別の世代も投票に行ってないんじゃないか、むしろマスメディアのほうに問題があるんじゃないか、と書いています。どんなに低投票率でも「勝てば官軍」です。勝った側は投票率の低さなどは無視し、国民の信任を得た、とばかり、さらに「暴走」を続けるのではないかと思う。今回の自公大勝利で、参議院議員の平均年齢もグッと底上げされたことでしょう。
いずれにせよ、今のマスメディアの体たらくではお寒い限り。一方、池上彰さんがいくら皮肉を言っても、それを皮肉と受け取れない視聴者ばかりになっているのも困りものです。
MANIFESTIVAL = 境縁
投票率の低さとメディア
池上彰さん的存在、泉ピン子さん、代わりがいない
生きるすべ IKIRU-SUBE 柳田充弘ブログ
この二人を並列するのはどうかと思うんだが、まあ言いたいことはわかります。昨日のテレビの選挙速報特番でも池上さんは、その鋭い突っ込みと皮肉たっぷりの言い回しで視聴者を魅了していました。このブログでは、彼の存在を「テレビ界のお父さん」と分析。父親が子どもに世の中のことを説明する、というスタンスで解説している。代わりの人間がいないような存在にこそなれ、というわけです。
疑似科学スピリチュアリズムとしてのマイナスイオン
日本の構造と世界の最適化
科学的な態度、というのはいろんな場面で大切です。しかし、得てして我々は非科学的なことにこそ「真理」があるのでは、と期待してしまう。そんなときに疑似科学は忍び寄ってきます。最近では「アベノミクス」という呪文が有効なようで、ダマされたがりの人たちがいかに多いのか、は昨日の選挙でもよくわかると思う。このブログでは、スピリチュアルからオカルト、日本的「空気」にいたるまで、独善的で身勝手な集団ヒステリーについて考えています。
システムエンジニアあるあるマンガ「ブラック会社によろしく」
GIGAZINE
マンガ『ブラックジャックによろしく』の作者、佐藤秀峰氏は、同作品を二次利用フリーにしています。商用であろうがそうでなかろうが、原作を使ってパロディなどを作ることができる。こんなマンガ家はそういませんし、しかも大傑作といわれるマンガなので、ネット上には素材を使ったいろんな作品が出ています。「ぐるなびWEDDING」というサイトもその一つ。コレけっこう話題になってます。しかし、やっぱり北島三郎に似たキャラは立っとるわ。
SNSやメールは子どもの文章力アップに効果的!?:米調査結果
IRORIO
うーん、これは英語でしょ、どうもキーボードにしてもタブレットの入力にしても、あれは英語に最適化されたインプットの方法のような気がします。特にタイプライターから派生したキーボード入力ってのは、日本語には英語ほど親和性がないんじゃないかなあ。とはいえ、文章力というのもあいまいな基準なので、SNSなどによって新たな文章のクリエイティビティが生まれ始めている、というのもあながち無視できないなのかもしれません。アルファベットと漢字表現の違いこそあれ、今の子どもたちには何かスゴい変化があらわれているんでしょうか。
アゴラ編集部:石田 雅彦