シンガポールから加藤順彦です。
天晴れです!。サントリーのビーム現金買収。インパクトは超でかい、と思います。いろんな意味で。
* サントリーが買収するBEAMって、どんな会社? |マーケットハック
http://markethack.net/archives/51907036.html
『同社はバーボン・ウイスキーのカテゴリーでは世界最大です。またウイスキーでは米国とドイツでNo.1です。』
ここんちはジム・ビームだけでなく、メーカーズ・マーク、クルボアジェ、カナディアンクラブ、サウザなどの銘柄も擁する超大手。オーナー佐治信忠さんにとっては「やってみなはれ」精神での、一世一代の大勝負ではないですか~。 しびれます。
一昨年のSBのスプリント・ネクステルの1.8兆円のときもインパクトがでかかったけど、あの時とは円の価値が違うしね・・・。この円安の時勢に、サントリーを文字通りの世界企業にすべくの大博打。これはあのJTによるギャラハー買収(2006年、2.2兆円)に匹敵する規模です。
思い起こせば、2009年7月の、このキリンとサントリーの世紀の合併が破談がありました・・・
* キリン+サントリー万歳。日本企業よ、アジアで戦おう
http://katou.jp/?eid=110
破談以降も、、佐治さんは遮二無二に買収を世界にかけていきました。
09年
11月 仏飲料大手オランジーナ・シュウェップス・グループを買収 約3000億円
11年 インドネシアのガルーダフードグループから飲料事業を買収 約100億円
13年
9月 英グラクソ・スミスクライン(GSK)の飲料事業を買収で合意 約2100億円
その間に、サントリー食品インターナショナルもいきなり東証一部にあげたりしてますからね。
で、、満を持して、今回の1兆7000億円!と、たいへんな成長への貪欲ぶりです。
今後の同社からますます目が離せません。