東京湾に現れた「シャチ」とはどんな生物か

先日、水族館のイルカが話題になったが、イルカはクジラの仲間だ。クジラ類は大きくハクジラとヒゲクジラに分けられるが、イルカはハクジラ。5月26日に東京湾へ群れが迷い込んでいることが確認されたシャチ(Killer Whale)もハクジラだ。シャチはハクジラ亜目マイルカ科となる。


バンクーバーの「ORCA CONSERVANCY」のHPより。


シャチは世界中の海に棲息するが、その生態によって4つのタイプに分けられる。基本的に肉食の鯨類だが、ほかのクジラ類やアザラシなどの海棲ほ乳類を捕食するタイプ、シャケやタラなどの魚群を作る魚を主食にするタイプといった食性による分け方と外洋性(Offshore)か回遊性(transient)か沿岸定着性(resident)か、といった生息域によってタイプ分けする。

カナダのバンクーバー沖の海峡(フアン・デ・フカ海峡やジョージア海峡南部など)に棲息するシャチの群れは、魚を食べる沿岸定着性だ。この地域では「オルカ(Orca)」と呼ばれる。海棲ほ乳類を食べる外洋性は凶暴と言われ、沿岸定着タイプの性格は穏やかだと言われている。また、シャチの群れは基本的に女系で、母親を中心にしたグループを形成する。

シャチの個体識別の方法は、背びれの形や傷などだ。生息域によっても微妙に背びれの形や大きさが変わるらしい。また、外洋性のシャチの背びれは傷だらけになっていたりする。東京湾に現れたシャチの群れは、おそらく外洋性か回遊性だろう。人間を襲った例は数えるほどで、それもかなり不運な偶然によるものばかりだ。ただ、基本的にどう猛な肉食動物なので、油断大敵であることは間違いない。

へた釣り.こむ
明治時代まで東京湾にシャチもアシカも普通に生息してた!?


AIR FORCE WANTS AIRPLANES WITH LASER CANNONS BY 2022
POPULAR SCIENCE
レーザー兵器はすでに実用段階に入っていて、米軍は海上の小型船舶を破壊したりドローンのような小型機程度なら撃墜できるだけの威力を持ったものを試験している。この記事では、大型輸送機にレーザー兵器を搭載させることを目論んでいる、と書いている。つまり、まだあまり小型軽量化ができていないということだ。しかし、そう遠くない将来、ドローンなどにレーザー兵器が搭載され、どこからか発射されたレーザー光線に音もなく焼き殺されるようになるだろう。

米国空軍のAC-130型輸送機。Photo:U.S. Air Force

「健常者と障害者のあいだの境界線」
スズコ、考える。
こういう意見は根強く根深く長い。「多様性」という言葉も空疎に響く今日この頃。どうも人間というのは、ある集団に区分けしたがる生き物のようだ。「違い」というのはとても重要で、あっちとこっちを別々にして、安心したり不安になったり怖がったり攻撃的になったり憎んだり愛おしんだりする。人間存在に備わった基本的な感情なので、あまり教育や情操でとやかく言わないほうがいいのかもしれない。

中国人民解放軍を悩ませる「体型」問題とは
クーリエ・ジャポンの現場から
中国人にとって「太る」というのは、富の象徴だったり不労所得者としての誇示だったりする。筋肉質は肉体労働者なので、中華的な思想からは蔑視されるそうだ。デブかガリガリの神経質な学者タイプが中国では社会的に尊敬される。しかし、中国も堕落したもので、西洋近代文明に毒され、太っていると組織内で昇進できない、という欧米のような風潮が蔓延しているらしい。中国軍などは、メタボだらけのまま弱体軍として存在していて欲しいものだ。

「羊の皮をかぶった狼」ハコスカを作ろう –「週刊 NISSAN スカイライン2000 GT-R KPGC10」書店に登場
えん乗り
「GT」といえば、やはり、いすゞの「ベレット1600GT」となる。日産のスカイライン2000GT」より「GT」を名乗ったのはやや早い。さらに当方にすれば「羊の皮をかぶった狼(wolf in sheep’s clothing)」という惹句もベレットにふさわしい。とはいえ、スカイラインに熱心なファンがいるのも事実。ベレットでも同じような企画を期待する。


アゴラ編集部:石田 雅彦