最近、かなり増えてきたAED。
皆さんも学校や会社、公共施設などで目にすることが増えたと思いますが、
その使用目的は次のうちどちらでしょうか?
① 止まっている心臓を動かすため
② 動いている心臓を止めるため
正解は・・・なんと②です。
日本語では「自動体外式除細動器」と呼ばれるこの機械が除去するのは、心臓の細かな痙攣です。つまり、「正しくないリズムで動く心臓に刺激を与え、一瞬止めてリセットし、正しい心拍のリズムを取り戻す準備を行う」ための機械なのです。
実際、AEDをどんな時に使うか、どのように使うかを問われたときに自信をもって答えられる人は少ないのではないでしょうか。
先日、参議院会館で講習会が行われ、私も参加してきました。
人が倒れた時や傷病者を発見した時は、まずは意識と呼吸の有無を確認します。
その人が無意識、無呼吸もしくは呼吸異常の場合は救急車が到着するまで胸骨圧迫(心臓マッサージ)をし、AEDが近くにあれば活用します。
それほど難しいものではありませんが、初めての場合は混乱して使用方法を間違える可能性もあると感じました。
必要な患者に対してAEDの使用が1分遅れるごと、救命率が10%ずつ低下すると言われています
良いハード(機械)が設置されても、ソフト(人間)が使いこなせなければただの箱です。
行政にも更に積極的に講習の場をつくるよう働きかけたいと思いますが、ぜひこのブログを読んだ皆さんにも自主的にそのような場を探して参加して頂きたいと思います。
*最寄りの市区役所等で受講の案内をしていますので、問い合わせてみて下さい
編集部より:この記事は、タリーズコーヒージャパン創業者、参議院議員の松田公太氏(日本を元気にする会代表)のオフィシャルブログ 2016年2月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は松田公太オフィシャルブログをご覧ください。