シェイクシャックとハンバーガー業界

松田 公太

NY発のハンバーガーチェーン、シェイクシャックの日本1号店に行ってみました。夕方遅めでしたが、まだ行列があり、購入に20分ほどかかりました。

テイクアウトで約2000円。正直言うと、味は同価格帯の競合と比べて中ぐらいですが、店の雰囲気やホスピタリティで新しさを感じます。シェイクシャックがサザビーグループにとって第二のスターバックスになるかどうかは今後の店舗開発力に掛かってくるでしょう。

昨日はモスバーガーを展開するモスフードサービスの新社長人事が発表されました。社長交代は18年ぶりで、創業家の桜田さんは会長になります。目的は「経営判断のスピードを上げる」こと。

コーヒーの世界でも 喫茶店 → 低価格チェーン →スペシャルティコーヒー → サードウェーブとトレンドの移り変わりがありますが、ハンバーガー業界でもその転換期にあることを示唆する社長交代です。

日本マクドナルドは昨年の売り上げ減の反動で、既存店売り上げを回復させていると聞きますが、まだまだ予断を許さない状況です。果たして、新しいハンバーガー店の出現で業界がどう変革されていくのか。注目していきたいと思います。



編集部より:この記事は、タリーズコーヒージャパン創業者、参議院議員の松田公太氏(日本を元気にする会代表)のオフィシャルブログ 2016年3月1日の記事を転載させていただきました(写真はGATAGより、アゴラ編集部)。オリジナル原稿をお読みになりたい方は松田公太オフィシャルブログをご覧ください。

お知らせ;松田公太さんの近著「愚か者」(講談社)、好評発売中です。

松田 公太
講談社
2016-01-15