デジタル10アナウンス その3 --- 中村 伊知哉

10件の新規プロジェクト、その3です。

8. 超人スポーツ協会と地域が連携し「ご当地超人スポーツ」の開発へ

 2016年の超人スポーツは、「地域×超人スポーツ」をテーマに活動を展開します。

超人スポーツ協会と岩手県は、『2016希望郷いわて国体・希望郷いわて大会』を機に岩手全体で展開するスポーツの枠を越えた取組の一環として、岩手県民と共に地域に根ざした「ご当地超人スポーツ」創りを推進します。

2016年4月24日に盛岡市で開催されるキックオフイベント、5月に開催する「岩手超人スポーツハッカソン(仮)」を経て県民と共に岩手ならではの新たなスポーツを創造し、9月24-25日の『いわて若者文化祭2016』にて成果をお披露目する予定です。
また、東京・渋谷においては、FabCafe Tokyoと共同で「超人スポーツハッカソン in Shibuya」を2016年3月19日に開催します。
 11月には、渋谷にて開催予定の超福祉機器展とも連携し、渋谷ならではの超人スポーツを開発します。

このような「地域×超人スポーツ」の取り組みは地域文化の創成にどのような可能性を提供できるのか。2016年3月9日に慶應義塾大学三田キャンパスにおいて開催される「第3回超人スポーツシンポジウム」にてこれまでの事例を交えて議論します。

9. 五輪向けウェアラブルサイネージ開発プロジェクト、スタート

    シミズオクト、KMD、融合研究所は、オリンピックなど大規模イベント用のウェアラブル・デジタルサイネージを開発する「デジピク プロジェクト」を開始します。

氣志團万博、SUMMER SONICはじめイベントやスポーツ国際大会等の舞台美術や運行・警備などを手がけるシミズオクト(代表取締役社長 清水太郎)は、慶應義塾大学メディアデザイン研究科、融合研究所と共同研究「デジピク プロジェクト」を開始します。

オリンピックなどの大規模な国際イベントの来場者を案内・誘導するための「ピクトグラム」と、それを表示する「ウェアラブル・デジタルサイネージ」とを開発し、実証研究を進めます。
 2020年の東京オリンピック・パラリンピックで実利用され、さらに海外展開できるよう、コンテンツ、技術、ビジネスモデルを開発する計画です。
10. 江戸を再現する「Tokyo Edo Week」開催、デジタル融合も期待

本年9月、上野公園にて、江戸を再現する祭典「Tokyo Edo Week」が開催されます。融合研究所がデジタル演出と現代文化の融合を後押しします。


9月22-25日、上野公園全体を使い、江戸にタイムスリップするイベント第一回「Tokyo Edo Week」が開催されます。木遣、落語、古武道などのイベントや工芸ワークショップ、飲食など計72ブースが展開され、40万人の来客が見込まれます。
2020年までに東京全体に拡大、2021年以降は海外展開を目論むこととしています。


融合研究所はこれに協力し、プロジェクションマッピングやARなどデジタル技術によるプレイアップや、情報発信に当たる計画です。CiP協議会も竹芝地区との連携策を進めます。

編集部より:このブログは「中村伊知哉氏のブログ」2016年3月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はIchiya Nakamuraをご覧ください。