駒崎さん、豊川の民間小規模保育所いかがでしょ?

先週、地元紙(東愛知新聞・東日新聞)に、こんな記事が載りました。

 – 東愛知新聞

豊川市市田町に5日、市内初の小規模保育事業所となる「たいよう保育所」(神谷祐志園長)が開園した。 0~2歳の乳幼児を対象とした保育所で、急増する待機児童の受け入れとして期待される。(略)定員は12人で、保育士は7人

3歳未満の児童問題は深刻で、今年4月の乳児の入園希望は昨年の2倍近くに急増。 開園式で山脇実市長は「子育てするなら豊川市と言われるよう、育児環境を発展させていきたい」と話し、今後も無認可保育施設などに小規模保育事業への参加を働きかける意思を示した。


– 東日新聞

移転した正願寺(三保谷順住職)の跡地を借り、住職家族が住んでいた家屋を買い取って保育所用に改装。

この記事を見てすぐの素直な感想は、

あ、なんかいい。

それは記事でなく、写真を見て。 あー、なんかいい雰囲気だなぁ、と。

記事を読んでみると、

  • 0~2歳児に特化
  • 定員12人に対し、7名の保育士
  • 住職の元ご自宅(というストーリー)

より一層、いいなぁ、と。

さて先日、病児保育のNPO法人フローレンスで有名な、駒崎弘樹さんが、こんな提言をされていました。

舛添東京都知事が3分でできる、効果的な待機児童対策はこれだ!

東京都における待機児童問題の隠れた要因。それが一見素晴らしい理念を持つ、「建築物バリアフリー条例」という規制なのです。(略)

某区において、僕たちフローレンスがマンションで小規模認可保育所をつくろうとした時に、某区の建築課からこうした指導を受けました。

建築課「だれでもトイレをつけてください。あと、オストメイト対応洗面所も。エントランスにあるスロープも、車椅子用の昇降機をつけてください。でないと、申請は通しません。」(略)

ちなみに東京都ではない、ある市においては「そもそも不特定多数が使う施設でもない小規模認可保育所に、バリアフリー法を適用する意味はないので、当然気にせず作ってください」という指導を頂きました。

–  駒崎弘樹公式サイト| http://www.komazaki.net/activity/2016/04/004792.html

もちろん、豊川市は愛知県なので、東京都の条例は及びません。 もし東京だったら、こんな素敵な保育所できなかったでしょう。 よかった、東京じゃなくて。

それにしても、豊川(市長)の「子育てするなら豊川市」という、リフレイン効果すごい。 この1年で、何度子育て関連の豊川の記事を見て、そして、この言葉も何度目にしたことか。

ぼくの中では完全に、「豊川は、子育て支援に熱心なまち」というイメージができつつあります。 繰り返し言うことが重要と痛感。

ちなみに、記事のように、

民間事業者が国や自治体の補助を受け、定員を設けた少人数制で保育事業を行う小規模保育事業書は、東三河では新城市に続き、2例目

ということなので、豊橋にはまだ、こんな保育所はありません。

豊橋がんばれ!

と言いたいところですが、豊橋も(ようやく?)気合いを入れ始めたようなので、ご紹介。 先日、こんな紙が、議員宛てのレターケースに入ってました。

この度、別添のとおり豊橋市子ども・子育て応援プラン(H27~H31)を変更しました。

えっ・・・、計画変更って、、

(1)放課後児童クラブ・・・ (前略)平成28年度に新たに児童クラブを設置し、定員を増加する
(2)地域子育て支援拠点事業・・・ (前略)平成28年度に新たに隣接する第7区域に1か所センターを増設する

(3)病児・病後児保育事業・・・ (前略) 平成28年度に新たに市西部方面に1か所の病児・病後児保育実施施設を増設する

(4)利用者支援事業・・・ こども未来館に平成31年度に設置を予定していた総合相談窓口について(略)、こども未来館に加え保健所・保健センターにも総合相談窓口を設置することとし、設置時期を平成28年度に前倒しとする

おおおっ!!

たぶん多くの人はピンと来ないと思いますが、行政が一度出した「計画」を変更するって、ものすごーーーくハードル高いの!! 議会での質問通しても、言葉ひとつ変わるのもなかなか難しい・・・

それが!、施設の新設とか、計画の「数字」が変わるってものすごいこと!! しかも、まだつくったばかりの計画、5年計画の1年目ですよ!!

豊川の保育所のように、わかりやすい写真がないから通じにくいかもしれませんが、豊橋の「本気」をちょっと感じました。

では!


以下、「豊橋市子ども・子育て応援プラン」、細かい数字の変更(新旧対照表)
PDFはこちらの豊橋市サイトから
– http://www.city.toyohashi.lg.jp/18742.htm

<概要版>

<本編
 


愛知豊橋・長坂なおと のblog より

プロフィール
長坂尚登|1983年愛知県豊橋市生まれ。
地元の時習館高校卒業後、東京大進学、コンサルティング会社で働き、10年間東京で過ごす。2012年にUターンし、商店街マネージャーとして、豊橋のまちなかを奔走。2013年から内閣官房より地域活性化伝道師を拝命。
2015年商店街マネージャーを退職し、豊橋市議に立候補。新人トップ当選で、現職(無所属)フェイスブックページ