「綿棒」による子どもの怪我

国民生活センターによると、2010年度からの5年間で、「綿棒」や「耳かき」による怪我が178PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)医療機関ネットワークに寄せらそうです(報告が無いケースを考えると、実際はその何倍もあるでしょう)。

事故の原因は「耳の奥を突いた」「奥に入れ過ぎた」が最も多く、綿棒の綿の部分が外れ取れなくなってしまった例や、耳かきの棒の部分が折れてしまった例なども報告されています。

実は私も56歳の時にかくれんぼをしていソファーの後ろに隠れながら綿棒で耳掃除を始めてしまい、忍び寄った弟に背後から脅かされて壁に激突し鼓膜を破ってしまったという経験がありま

よって、その国民生活センターの報告を目にしたときは、痛みと出血の記憶が蘇ってゾッとしました。幸い手術を受けて穴もふさがりましたが、同様の事故では後遺症が残るケースもあるようです。

あの時、なぜ綿棒がソファーの背面と壁の間に転がっていたのか。なぜ、それを拾ってかくれんぼ中に耳掃除など始めてしまったのか。今となっては思い出すこともできませんが、子どもは考えずに不可解な行動をとるものです。

皆さんも、綿棒や耳かきはお子さんの手が届かないところに保管し、掃除の際には気を付ける等、取り扱いにはぜひ注意をして頂きたいと思います。

編集部より:この記事は、タリーズコーヒージャパン創業者、参議院議員の松田公太氏(日本を元気にする会代表)のオフィシャルブログ 2016年5月7日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は松田公太オフィシャルブログをご覧ください。

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松田 公太
講談社
2016-01-15