【NEWS】元気会、松田氏代表退任。後任は猪木氏

アゴラ編集部

日本を元気にする会の松田公太代表(参院議員)は3日、国会内で記者会見を行い、2日付で代表と幹事長を退任し、後任の代表にアントニオ猪木・同会最高顧問(参院議員)が就任したことを明らかにした。退任理由については「通常国会閉会まで党勢を拡大できなかった」と述べた。

猪木氏も会見に途中から現れ「元気ですか!」とおなじみの挨拶を披露。「時代が変われば少数意見が通ることもある。我慢して辛抱する。老体に鞭打ってという言葉になりますが、新しい元気を発信したい」と抱負を語った。

日本を元気にする会は15年1月に松田氏ら旧みんなの党出身の4人と猪木氏の5人で結党。党勢拡大を目指したが、昨年末に井上義行・参院議員が離党し、政党要件を消失。その後、水面下で無所属の議員らとの合流交渉などを重ね、政党要件回復を目指したが、果たせなかった。

松田氏は1997年にタリーズコーヒージャパンを創業し、2001年に上場。07年同社社長を退任し、2010年の参議院議員選挙にみんなの党から出馬して初当選(東京選挙区)。改選となる今年7月の参院選を前に去就が注目されていた。アゴラには昨年10月から寄稿している。

猪木氏は1960年代からプロレスラーとして活躍。89年にスポーツ平和党を結成し、参院選に当選。プロレスラー出身で初の国会議員となり、1期務めた。13年参院選で国政復帰(比例区)。日本維新の会、次世代の党を経て、元気会入りした。

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