人類が恐るべきエイリアンを撃退し、宇宙における独立を宣言した記念すべき日から20年。人類はさらなる襲撃に備えて、エイリアンが残した宇宙船の技術を転用した地球防衛システムを構築し備えていた。だが、2016年7月、人類を滅ぼすためにさらに巨大化したエイリアンは、圧倒的な破壊力をもって襲撃を再開する。世界中の大都市が次々と崩壊し、万全のはずの防衛システムも無力に。地球宇宙防衛の部長デイビッド、元合衆国大統領ホイットモア、若き戦闘機パイロットのジェイク=写真2枚目=らは、地球と人類を守るため、命がけで立ち上がるが…。
例によって中国資本に配慮した露骨なキャスティングが気になるが、美人パイロットを演じるアンジェラベイビーのりりしい美貌は要チェック。宇宙規模で破壊の限りをつくすエメリッヒ監督、次回、これを上回る超ド級の終末映画を作るには…と今から頭を悩ませているに違いない。
【60点】
(原題「INDEPENDENCE DAY: RESURGENCE」)
(アメリカ/ローランド・エメリッヒ監督/リアム・ヘムズワース、ジェフ・ゴールドブラム、ビル・プルマン、他)
(破壊度:★★★★★)
この記事は、映画ライター渡まち子氏のブログ「映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評」2016年7月9日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。