かく言う私の就職活動、お読みください。
京都に戻った私は、ディズニーでの体験を胸に刻みながら就職活動を開始します。サークルにかまけすぎて学部で1年留年して、大学院まで行った私は、自称25歳の「おっさん新卒」でした。普通の大卒と比べて、3年の時間的ハンデを背負っている私は、とにかく最初からバリバリ働けることが重要な条件でした。
当時はベンチャーブームで、新興市場に上場間近というような企業も多く、うたい文句は「どんどん権限委譲しますよ!」でした。そのような状況だったので、ベンチャーを軸にしながら、違いを体感する為にいわゆる大手企業も幾つかは選考に参加することにしました。ちなみに、ディズニーリゾート運営会社も受けましたが、残念ながら書類選考の段階で落ちました。私の本気が伝わらなかったようです。
選考を通して色々なことがありました。ある会社の最終面接で、圧迫面接か何だか知りませんが、今思い出しても腹立たしいことがありました。面接官である人事部長がタバコを吸いながら、「入りたいなら入れてあげるけど」というような横柄極まりない態度でした。私は大人の対応で、その場は耐え忍んで、面接終了後すぐにリクルーターの方に電話して、選考辞退を申し入れました。
入る気もない会社の最終面接に行く私も悪いですが、人として扱おうとしないのは論外です。私も、人事担当役員として新卒採用を何度もやりましたが、いつも「会社と従業員の関係は、上下ではなくイーブンです。会社を利用するぐらいの気持ちでいて下さい。」と話していました。良い反面教師になりました。
そうこうしている内に、私の就職活動は最終局面を迎えることになります。
最近は大手志向、終身雇用希望が増えているようです。しかし、リーマンショック以来、どんな大手企業にも経営危機のリスクがあることが、多くの実例で証明されました。こんな時代に必要なのは、「稼ぎ続ける力」だと思います。私は自分の部下に対して、この会社を辞めても今の給料は取れる力をつけさせる、という思いを持っていました。自分自身も頑張ります!
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ブログ:創業への思い
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この記事は、株式会社まんまる笑店代表取締役社長、恩田聖敬氏のブログ「片道切符社長のその後の目的地は? 」2016年7月28日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。