自分のやりたいことを提供するのが「最高の仕事術」

今週の丸の内朝大学マネークラスのゲストはミツイ・ファイン・アーツ代表の三井一弘さん。アートに対する熱い思いを語って頂き、素晴らしい講義になりました。

三井さんとはこれまでもギャラリーでのイベントを一緒に開催したりする中で、現代アートについて教えてもらっています。前回のイベントでは、現代アートの作品を紹介してもらい、自宅の壁に掛けて楽しんでいます(写真)。

お金をテーマに仕事をしていますが、単にお金を増やすだけでは虚しい人生です。自分の専門分野と自分の興味のある世界に接点を見つけて、そこから新しい価値を生み出せないかを試行錯誤しています。

例えば、丸の内朝大学マネークラスも、数年前に温泉クラスとコラボレーションして1泊2日の温泉フィールドワークを始めたことがきっかけとなって、東北復興を見届けるフィールドワークへと発展していきました。今では、授業よりフィールドワークだけ行きたいという受講生がいるほどの人気です。

また、学生時代からバックパッカー旅行が趣味で、アジアや南米など新興国のローカルな世界に触れるのが好きでした。そんな興味が、今の新興国へのスタディツアーという企画につながっています。これまで、新興国だけでもマレーシア、フィリピン、タイ、スリランカ、バングラデシュ、カンボジア、ベトナムなどたくさんの国に行って、現地のライフスタイルを肌で感じてきました。

今年の9月からANAによる成田からプノンペン直行便が就航するカンボジアには、10月に週末を利用して出かける予定です。さらに今年はベトナム、フィリピン、スリランカにもスタディツアーを予定しています。

もう1つ始めた新たな企画が、資産運用と音楽そしてワインとのコラボレーションです。イタリアの超高級ピアノ「ファツィオリ」のショールームを使って、資産運用セミナーで勉強し、ジャズピアノコンサートとワインを楽しむという趣向です。世界最高峰のピアノの音色を堪能しながら、人生を豊かにする方法を考えるのではなく、心で感じる。

様々な企画をしていて感じることは、自分が楽しく、やりたいと思える企画は、参加者の満足度も高いということ。仕事としてやらされて無理にやっていることよりも、自分が自ら進んでやりたいと思えることを皆さまに提供して、一緒にシェアしたい人たちに提供する。それが「最高の仕事術」につながると思っています。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2016年8月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。