「ピアノとワイン」で夢に浸り、「資産運用」で現実に引き戻される

ピアノと資産運用のコラボレーション。そんなテーマで企画したセミナーを東京の田町で開催しました(写真)。ピアノフォルティ社のショールームに30名の投資家とピアノ愛好家が集まって、生演奏と生セミナーという2つをコラボさせた初めてのイベントです。

FAZIORIの最高級ピアノをプロのピアニストに目の前で弾いてもらうという贅沢。ジャズとクラシックの美しい音色で優雅な雰囲気に浸った後、私 が登壇。「マイナス金利時代をどう生きる」をテーマにお話しました。老後の不安を解消するお金の話ということで、夢の世界から急に現実に引き戻されます。 音楽が素晴らしければ素晴らしいほど、私のセミナーが現実的で俗っぽく見えてしまうのが何ともですが(笑)、解放的な会場で、いつもよりリラックスしてお 話をすることができました。

セミナーが終了すると再びピアノの演奏を聴きながら、今度はイタリアから取り寄せたという最高級のチーズとシチリア産のワイン、さらにケータリング の食事で楽しんで頂きました。日本では珍しいパターンの立食形式ですが、パーティ慣れした方が多くとても良い雰囲気になりました。

初めての企画というのは、不慣れな点があって想定外のトラブルが付きもの。とは言え、参加された皆さまには満足頂いたようでプログラムの終了後も多くのお客様が会場に残って交流していました。初回ならではのお得な内容が好評だったようです。

ピアノと資産運用には接点が無いように思うかもしれませんが、高級ピアノには資産としての価値が落ちにくいという特徴があります。新品のピアノの価 格は製作コストの上昇や希少性によって年々値上りする傾向にあり、それに連動する形で中古のピアノの価格も上昇することが多いからです。嗜好品として使い ながら資産の価値を維持することができるのは、超高級車のフェラーリと似ています。

高級ピアノを自宅に置くにはそれなりのスペースが必要ですから、当然経済的に豊かな人が多くなります。資産運用の必要性を感じていながら、具体的な方法がわからないで悩んでいる人も多いのです。

ピアノとワインと資産運用には、全く別もののようで実は意外に親和性があることがわかりました。再開催の要望があれば、第2弾を企画してみたいと思います。

最新のセミナー情報は資産デザイン研究所メールやこちらのページからもご案内しています。

※毎週金曜日に配信している「資産デザイン研究所メール」。資産を守り増やすためのヒントから、具体的な投資のアイディア、そしてグルメな情報まで、メールアドレスを登録するだけで無料でお届けします。

※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2016年10月3日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。