スタバのコーヒーは、ドトールよりも安くできる

いつもお財布の中に大手コーヒーチェーンのカードを2枚入れています(写真)。1つはスターバックス、そしてもう一枚はドトールコーヒーです。2つのチェーンの顧客満足度については、以前「なぜ、スタバはドトールより顧客満足度が低いのか」に書きましたが、コーヒーの価格については実は実質的にスタバの方が安くなることがあるのです。

レギュラーコーヒーのSサイズの価格は、スターバックスは税込302円、ドトールコーヒーは税込220円です。単純比較するとスタバの割高感が目立ちますが、スタバにはワンモアコーヒーというサービスがあります。同じ日にもう1杯コーヒーを注文すると、2杯目は税込108円になるのです。これは、同じお店でなくても良いので、使い勝手が良いサービスです。

ワンモアコーヒーを利用したとすると、410円で2杯のコーヒ-になりますから、1杯は205円となり、ドトールよりも安くなるのです。

ただし、ドトールのカードにも特典があります。チャージの時に5%から(最大10%)のポイント付与。そして商品購入時に100円につき1ポイント(約1%)のメリットがあります。ざっくり計算すると6%の割引換算になりますから、220円のコーヒーはスタバとほぼ同価格にという計算になります。

ところが、スタバにもカード保有者に特典があります。不定期に実施されているキャンペーンです。スターバックスカードへの5,000円のチャージごとに、好きなドリンクを1杯飲めるチケットが貰えるというもので、まさに今そのキャンペーンの最中です。

カードには3万円までチャージ可能ですから、最大6枚のチケットを一度に受け取ることができます。926円までのドリンクを自由に注文できますが、有効期限があるので注意が必要です。チケットによる割引率は注文するドリンクによって変わるので換算するのは難しいです。

スタバで、この「ワンモアコーヒー+ドリンクチケット」を使えば、ドトールコーヒーよりもコーヒーが安く飲めることになります。

しかし、どちらのお店を利用するかは、私の場合このような価格の比較よりもむしろ利便性です。家の近くにはスタバしかなく、オフィスの周辺で近いのはドトール。ということで、2つのチェーンを使い分けています。それ以外の大手コーヒーチェーンもいくつか近所にありますが、使っているのはこの2つだけです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2016年10月31日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。