小池新党論を考えるポイント ― 自民党から何人引き寄せられるか

早川 忠孝

自民から「小池新党」に合流する動きはあるのか(首相官邸サイトより:編集部)

あらゆる新党に自民党が関わっていることは、皆さん、ご存知だと思う。

新党と称する政党の命は、いつも短い。
泡沫(うたかた)のように生まれ、泡沫(うたかた)のように消えていく。

巷間囁かれている小池新党も、多分その宿命を免れることは出来ない。

まあ最初から泡沫政党を狙うはずもないから、小池さんはじっと時が来るのを待つはずである。
4年間あると思えば、ジタバタすることはない。
何を待つのか。

自民党が割れたり、自民党から人が飛び出してくるのを待つ。
そんな馬鹿な、と言われる人もいるだろうが、大きくなり過ぎると、いつかは割れるものである。

割れる材料は、いくつかある。

公認から漏れた人が出たり、総裁選に敗れた人が出たり。
重要な政策面での対立が引き金になることもある。

今は小池新党はないというのが、私の見立てだが、将来は分からない。
一寸先が闇かバラ色かは分からないが、変わる時は変わり、新党が出来る時は出来るものである。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2016年11月14日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。