意外と早かった都議会自民党と都議会公明党の離別

早川 忠孝

いずれはそういうことになるのだろうな、と思っていたが、今日の段階で都議会公明党の皆さんが都議会自民党に三下り半を突き付けたようだ。

公明党の支持者の皆さんの突き上げが、相当利いたのだろう。

これで都議会公明党の皆さんが小池都政の与党としての旗幟を鮮明にしたことになる。

小池さんは、この段階では多分何も言わない。
何も言わないではいるが、しかしご自分の味方が増えたことを喜んでいるはずだ。
まずは、小池さんが描いていた筋書きの通りに都議会が動いているということだと思う。

小池さんの足を掬おうと虎視眈々と小池さんの足元を見ていた人たちは、当てが外れるはずである。
小池さんが次に狙っているのは、自民党の都議団の皆さんだ。

自民党の都議団が一枚岩だなどと思っていたら、間違える。
大きな会派は、大なり小なり分裂するような要素を持っている。
主流派と反主流派、さらには中間派の3つにどうしても分かれてしまう。

自民党という政党ブランドと都民ファーストという会派ブランドのどちらの方に価値があるかと言えば、多分東京では都民ファーストの方が価値が高いはずだ。

一人会派の方々は、なるべく早く都民ファーストの会派に合流された方がいい。
来年3月頃に結成されるであろう地域政党の核は、多分都民ファーストの会派の方々になる。

そろそろ来年のことを言っても、誰も笑わないはずだ。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2016年12月14日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。