日韓関係暗転。視野狭窄な人たちと距離を置かざるを得ない

釜山の日本総領事館前に設置された少女像(聯合ニュースより引用:編集部)

日韓新時代の幕開けだ、などと喜んでいた自分の不明を少々恥じている。

今年は韓国に足を伸ばしてみようと思っていたのだが、残念ながら韓国に出かける気が萎えてしまった。

韓国の人たちは、いつまでも自分たちの過去の悪夢から解き放たれないようだ。
慰安婦の像をあちこちに設置して自分たちの国のマイナス面を世界に吹聴し歩いてどんなプラスがあるのだろうか、と心配になる。

これでは、韓国の方々が未来志向で日本やアメリカ、その他国際社会で大きく羽搏いていこうとしても、多分その偏狭な国民性を指摘されて国外の方々からなかなか受け容れられなくなってしまうかも知れない。
一旦国家間の信義に背くようなことをやってしまうと、それまで築いてきた信用を一気に失ってしまうことになる。

日本は韓国に騙されてしまったのか、という不信感が広がると、韓国がどんな窮状に陥っても、もう日本は一切手を差し伸べるべきではない、などという感情が自然自然に一般の国民の心を支配するようになる。

多分、今はまだそこまでの悪感情は拡がっていない。

しかし、日本の方はなんとか韓国の方々と融和の道を歩みたいと努力していたのに、韓国の心無い人たちによる慰安婦像の設置強行ですっかり水を掛けられたような気持ちになっている人は多いはずである。

2016年は、残念ながら日韓関係暗転の年になってしまいそうだ。

これは困った。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2016年12月31日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。