“小池新党”都議選擁立。30人ぽっちじゃ足りない

早川 忠孝

“小池新党”はどれほど都議選で擁立するのか(小池氏サイトより:編集部)

希望の塾から今年の都議会議員選挙に擁立する候補者が必ず当選するという保証はどこにもないのだが、折角志を立てた若い方々が希望の塾に集い始めているのだから、いい人がいればどんどん挑戦させることだ。

いい人が30人ぐらいはいるだろう、と書いておいたが、希望の塾から擁立する候補者が30人ぽっちではあまりにも少な過ぎる。

100人くらい擁立するくらいの勢いがないと、30人の当選も危うい。

初めから何人擁立する、などと決めてかからない方がいい。
いい人なら何人でも擁立する、水準に達していない人ばかりだと言うのなら、あえて擁立しない。

そのくらいの割り切りようで臨まれることだ。

どういう人を選ぶかで、皆さんの目利きのほどが分かる。
数に拘ると少々問題のある人まで選んでしまい、結果的に全体の信用を損ねてしまうことがあるのは、旧日本維新の会で皆さん経験されたことである。

維新の轍を踏むべからず。
小池さんに、そう申し上げておく。

いい人を、一人でも多く世の中に送り出していただきたい。
必ずしも希望の塾には参加していないかも知れないが、声が掛かれば立ち上がろうとしている人が何人かいることは知っている。

希望の塾に参加することは躊躇しているが、候補者の公募には参加してもいいと思っている人がいるはずである。
勿論希望の塾の塾生を大事にしなければならないが、都議会議員選挙に擁立するのは希望の塾の塾生に限定してしまうと様々な分野の第一線で活躍している一流の人材のために道を開いてあげるのが難しくなる。

純然たる公募枠で10人、20人は擁立してもらいたいものだ。
もしこういうことが実現したら、小池さんは大変なブームを起こすことが出来る。

小池さんには、どうせやるなら、ドーンと大きな花火を上げていただきたい。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2017年1月2日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。