自民も民進も都議選が終わったら体制を一新することですね

いよいよ驚天動地の瞬間が訪れそうだ。

敗者が民進党と自民党だということは大方の人が予想されているところだが、それでは誰が勝者か、ということになると些か不透明なところがある。

都民ファーストにはまだファジーなところが多く、本当にどこまで頼りにしていいのか分からないところがある。

小池さん以外の核がまだ出来ていないので、都議会議員選挙が終わってからが本番だろうと思っている。
幸い若狭さんと長島氏の二人で新しい核を作ってもらえそうな雰囲気だが、若狭さんと長島氏の二人でどこまでその小さな核をどこまで大きく育て上げてくれるか、まったく分からない。

都民ファーストもまだ本当の政治基盤は作り上げていない。
本当の地域政党らしく育て上げていくためには、選挙が終わってからの作業が大変である。

小池さんの本当の苦労は、都議会議員選挙が終わってから始まるのだと思う。

今の状況だと、上手くすると公認候補が全員当選する、などという前代未聞のことが起こり得る。
お互いに十分気心が知れない都議会議員が50人も同じ地域政党に集まってきたら、よほどガバナンスを利かせないとあっという間に瓦解する。

選挙の応援演説ぐらいなら大丈夫だろうが、組織を束ねるのは結構大変である。
その備えが現時点で出来ているか、いないか。

そういうことを、そろそろ考えておいた方がいいだろう。

あ、民進党も自民党も、都議会議員選挙が終わったら、速やかに体制を一新することですね。

今の体制のままだと、とても来年の衆議院選挙には臨めないはずだ。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2017年6月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。