「カレー大學 銀座食堂」はナゼ、売切れ御免の人気店になったのか?

週末のランチタイムだけ開店する「カレー大學 銀座食堂」が大騒ぎになってきました。SHINOBY`S BAR 銀座がインフラ提供に協力して、井上岳久さんが主宰するカレー大學が監修、カレー職人の山崎三芳さんが毎週野心的なカレーを作る。そこにカレーマニアだけではなく全国から人が集まるようになってきているのです。

この週末は3週目ということで、昨日(15日)と本日(16日)の2日間だけオープンですが、昨日は用意したカレーが13時には売り切れてしまうという人気。本日も同じメニュの「ポークビンダルー」と「親子キーマカレー」のあいがけ(写真)です。

「ポークビンダルー」はトマトベースで酸味がしっかりと効いてる暑い季節にピッタリ。そして「親子キーマカレー」は鶏ひき肉とうずらの卵を使ったユニークな一品。副菜もまた2種類付いて、満足感の高いランチが食べられます。

本日は11時からの開店です。このカレーコンビネーションは今週限りですから、どうしても食べたい方は、12時前の早い時間に行ってみてください。

週を追うごとに客足が上向き、売り切れになる時間が早まっているのを見て、いくつかの気づきがありました。

1.認知してから、行動を起こすまでにはタイムラグがある
7月のオープンに向けて、6月中旬から告知を行ってきましたが、カレーのお店があることを知ってから、実際に行ってみようと思うまでには少し時間がかかります。告知を見て、条件反射してお店に来るマニアの方は初日から来ていますが、遠くからわざわざやってくる方も多く、2周目、3週目となって来店数が増えるようになってきたのです。

2.関係者の情報よりも、顧客の口コミ情報が圧倒的に信頼される
カレー大學の井上さんや、私が告知しても関係者ですから、宣伝になってしまいます。それよりも圧倒的に効果があるのが、実際に食べたお客様のSNSへの投稿です。山崎さんのカレーの品質が極めて高く、お店に行った人たちの高評価が、口コミで広がり、安心して来店できるようになって、お客様の層が一気に広がりました。

3.トレンドを意識した情報発信が大切
夏はカレーの季節ですが、巷にはカレー店が溢れています。単なるカレーではなく、大阪で流行っているスパイスカレーの東京での開店という話題性によって、より注目が高まり、お客様が集まってきます。ファッションにも流行があるように、カレーにもトレンドがあるのです。調理人の技術が流行の味を巧みに取り入れたことで、他のお店との差別化が実現しました。

今日は果たして何時くらいに完売するでしょうか?銀座シックスのはす向かいにあるビルの6階にいらしてください。

カレー大學 銀座食堂@SHINOBY`S BAR 銀座
東京都中央区銀座5-10-10 6階
03-6280-6757
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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2017年7月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。