最近世間でお騒がせの「リベンジ」の意味を考える

経沢 香保子

いま、毎月1本書いてるコラムのタイトルを考えている。

「その男を選んだのは、あなた」というタイトルで書こうかなと思案している。最近ネットでリベンジがすごいなーと思ってしまう。マスコミも巻き込んだリベンジは他人事じゃないけど。

付き合った相手、結婚していた相手と別れる時、誰しも体の一部を引き剥がされるような気持ちになる。だって生活を共にしていたんだもん。私だってそうだ。(私はすごくさっぱりして見えるらしいのですが、そんなことはない。私は付き合ったらとても長いし、深い方だと思う、だからこそ、めちゃくちゃ辛いし、人生を見失う)

でも、だからこそだ。

だからこそ、お別れ際は、さっぱりしたいと思う。すごくすごく辛いけど、こじれたらおしまいだ、無理に何かをすれば泥沼にはまっていくだけだ。人生は思い出だ。思い出を汚すのは、生きてた自分を汚すことと同じだ。

すっぱり潔くいこう。

別れ際こそ、相手が拍子抜けるほど潔く、綺麗でいたいと思う。自分が愛されたという、感謝の気持ちだけもって再出発したい。

好きであればあるほど、こじれたら、一旦距離を置いたほうがいいのだ。未来を見たほうがいいのだ。本当に好きなら、そのほうが復縁の可能性だってたかまるから。あなたの尊厳だって、未来だって、実は保全されるのだ。あなたの価値は別れ際にこそ高まる方がいい。別れるのだからこそ女をあげなくちゃ。「いい女だった」って一生の記憶に残した方がいい。

言い方は悪いけど、株式投資だって、損をしたのは他でもない自分だ。
選んだ自分に責任があると考えた方が生産的だ。

その損にとことん付き合って資産を減らし続ける人生を送るのか、痛みを感じながらも、さっと切り替えて、損切りするのか、別の銘柄に投資して、未来を見るのかによって人生は違ってくる。

早くしたほうがい、相手への感謝も、その男を選んだ自分への誇りも保存される。沼にはまってはいけない。

だって35億 by ちえみブルゾン じゃないけど

人生は、時間のつながりだから。未来に向かって生きていく。

■週末、お時間ある方はぜひぜひ私の著書やnoteをお読みいただければ嬉しいです。

経沢 香保子
ダイヤモンド社
2016-04-22

 

 

 


編集部より:この記事は、株式会社キッズライン代表取締役社長、経沢香保子氏のブログ 2017年7月22日の記事を転載させていただきました。転載を快諾いただいた経沢さんに御礼申し上げます。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「経沢香保子blog」をご覧ください。