時間とコストをかけなければ、お金に関する正しい知識は手に入らない

昨日から資産設計実践会の第6期講座が開講しました。この講座は6カ月間で金融資産と実物資産のアセットアロケーションを徹底的に学ぶ講座です。私が開催している様々な資産運用講座の最高峰に位置づけるフラッグシップ講座です。

初日は50名近くの方が出席して、資産運用の前に考えておくべきビジョンとミッションから始まり、金融資産の基本、国内外の不動産の基本、そして不動産以外の実物資産の取り組み方について順番に説明していきました。

後半には、ゲストをお招きして、個人投資家が最初に投資すべき国内中古ワンルームマンションに関して、具体的な借入方法や、厳選された物件の選び方を専門家の目からお話いただきました。

不動産と言えば、今朝の日本経済新聞の広告には、銀座の新築マンションの広告が掲載されています(写真)。30平米程度の広さで5000万円以上という価格になっています。旺盛な都心の不動産需要を考えれば、おそらくこの価格でも買い手はいるはずです。

しかし、実需で購入するならともかく、投資用に不動産を保有したいと考える賢明な投資家であれば、広告に吊られるのではなく、冷静にもう少し別の投資対象を検討すべきではないかと思います。

新刊「初めての人のための99%成功する不動産投資」に書いたように、不動産投資初心者が投資すべき物件は「都心・中古・ワンルーム」です。その理由はここには書きませんが、都心物件であっても、新築や25平米を超えるような広めの物件は中上級者向けの投資対象になります。

千代田、中央、港という都心3区、そして渋谷、新宿、文京を合わせた都心6区、さらに目黒、品川、世田谷、大田を加えた都心10区の不動産は現在も買い手が多く、充分な物件供給がない状態が続いています。そんな都心エリアの物件を「吟味して」購入し、長期で保有すれば着実に資産を増やせるというのが私の見方です。

将来のお金の不安を解決するためには、資産運用の知識は極めて重要です。仕事による収入格差より、資産運用による運用格差の方が大きくなることを考えれば、お金の勉強はこれからの必須の知識と言えるのです。2日目となる本日も資産設計実践会第6期のメンバーと国内不動産以外の投資に関する知識を一緒に学んでいきます。

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■ 新刊「初めての人のための99%成功する不動産投資」、シリーズ累計19万部となった「初めての人のための資産運用ガイド」など、今までに出版された書籍の一覧はこちらから。

※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2017年12月3日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。