「スタバで場所取り」に感じる違和感

内藤 忍

ほとんど毎日のように、朝起きるとスターバックスコーヒー(通称スタバ)に行って、新聞読んだり、ブログを書いたりして一日が始まります。

今日もこのブログを家の近くのスタバに来て書いていますが、平日の朝になると、いつも違和感を感じることが1つだけあります。

それは、注文する前に座席やテーブルに自分の携帯や財布などを置いて、場所取りする人たちの存在です。

席を確実に押さえたい気持ちはわかりますが、携帯や財布のような貴重品を、たとえ店内とはいえ公共の場所に放置する感覚が、私にはどうしても理解できません。

大学時代にバックパッカーでアメリカ横断した時、グレイハウンドのバスの中に荷物を置いて数分の買い物に行っている間に盗難に遭った人がいました。盗んだ人はもちろん悪いが、盗まれる方にも問題があると、旅行の達人に教えられた記憶があります。それ以来、荷物は絶対に手元から離さない、が鉄則になっています。

だから、安全と言われる日本であっても、万が一盗まれたり、紛失したらと思うと、荷物を置いて席取りする気にはなれないのです。

私のようにお店で注文した品物を受け取ってから席を探そうとすると、既に空席のテーブルに財布やら携帯が置かれている。そんな、先に来たのに座れないという展開になることもあります。

この風習が、日本各地のさまざまなカフェでも同じような展開されているのかは、わかりません。ところがスタバのお店によっては、先にお席の確保を、と店員がアドバイスしているところもあります。

自分の持ち物で店内の場所を確保するというのは、今の時代の当たり前のマナーなのでしょうか?

もしかしたら違和感を感じる自分の方が、時代遅れ?何だかよく分からなくなってきました。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年5月14日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。