ミャンマーでのプライスレスな体験

先日出かけたミャンマーで、同国を代表する画家ルンジエ(Lun Gywe)氏のアトリエにお邪魔しアート作品を購入しました。

今回の企画は、日本最大のアートオークション事業を展開する、シンワオークションの倉田社長にご協力いただき、現地でも同行までしてもらいました。

ルンジェ氏は88歳と高齢ですが、当日は体調が良いということで、ご本人にもお会いすることが出来、購入した作品と一緒に撮影というプライスレスな展開になりました(写真)。一緒に出掛けた「インナーサークル」のメンバーも作品を多数購入し、大満足でした。

ミャンマーは、外国人の不動産所有が認められておらず、経済成長に賭ける投資方法としてアートに注目が集まり、世界中から資金が集まっています。

こんなことを書くと、またアートを投資対象にするとは不謹慎だというアンチなファンの声が聞こえてきそうです。

しかし、アート作品が正当に評価され、アーティストに還元される仕組みをサポートすることは、アートの世界の発展に貢献することでもあるのです。

アートは、売買するものではなく、美術館で鑑賞するものと思っているのは日本人だけの偏った考え方です。

言うまでもないことですが、ミャンマーが経済成長したからと言って、すべてのミャンマーのアート作品が連動して上昇するわけではありません。作品の目利きや、これからの作家に対する評価も大きく影響します。

自分が気に入った作品を見つけたら、それを購入して鑑賞しながら、値上がりを待つ。単に投資目的ではなく気に入った作品を自宅に飾り、楽しむこともできるのが、アートの楽しみの1つです。このような作品を少しずつ集めていく「コツコツ投資」は楽しいものです。

資産デザイン研究所の仕事を始めて6年目に入って、今までの様々なお付き合いから、不動産に限らず面白い情報が入ってくるようになりました。リスクを理解し、自己責任で最終判断できる方に、自分が良いと思う情報を提供していきたいと思います。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年5月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。