ナゼ、1人5万円の高額ディナーに出かけるのか?

昨夜は、東京ミッドタウン日比谷にある京都の名店でディナーがありました。22名が集まる会で、フランスのボルドーの名門シャトーと京都の料亭のコラボレーションということで、主催者からお誘いいただき、参加してきました。

1986年ビンテージ(写真)が登場するというのがウリの会でしたが、集まったのはシニアのご夫婦や、若手の経営者、外資系金融機関のディレクター、弁護士といったバラエティ豊かなメンバーでした。

1人で参加したにも関わらず、初対面の皆様がとてもフレンドリーで紳士的なのでリラックスして食事を楽しむことができました。それぞれの専門分野を持っている方とのコミュニケーションは、他では味わえない刺激的なものでした。

今回の参加費用は、事前に5万円程度と案内されただけ。決して安いとは言えません。しかし、もしこれが1万円の会だったら、これだけのメンバーとこれだけの密度の高い会になったか?答えは「否」だと思います。

高額といっても、割高な訳ではありません。むしろ、貸切の店内での特別な対応や、ワインに合わせた特別なお料理の構成、そして最高の保存状態で提供されたワインなどを考えれば、リーズナブルとさえ言えるのです。

そして、参加費によって参加するメンバーが「スクリーニング」され、マナーの悪い人や、場の雰囲気を乱すような人は、自然に排除されてしまうのです。

結果として、貴重な時間を美味しい食事と楽しいメンバーと過ごすことができ、満足度が一層高まることになります。

価格によってメンバーが変わってくるというのは、資産運用の世界でも同じです。

資産デザイン研究所が手がける資産設計実践会は先週末から第7期が始まり、継続参加も含め70名以上のメンバーが集まりましたが、参加費用は6ヵ月で約70万円です。誰でも参加できるお手軽な価格とは言えません。しかし、参加するメンバーは真剣で質の高い人たちばかりが集まってきます。

こちらも受講費用以上の価値を提供することに必死ですから、お互いに良い緊張関係が生まれ、講座内容がどんどん進化していきます。

以前に資産設計実践会を受講した人が口を揃えるのは、参加しているメンバーとの交流が大きな価値になったということ。無料のセミナーとは違った高いモチベーションの本気のメンバーが集まり切磋琢磨する環境は、他には無い大きな価値です。

無意味に高額の企画に参加してもガッカリするだけですが、信頼できる主催者による「価値>価格」が期待できる企画には積極的に参加した方が、結局オトクなのです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年6月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。