こんにちは、都議会議員の鈴木邦和です。昨日、都民ファーストの会は、都議選時に掲げた全公約の進捗状況を公開しました。私は主にウェブサイトの企画を担当し、各公約の進捗を以下のように可視化してみました(詳細は公式サイト参照)。
私たちが掲げた公約377項目のうち、この1年間で既に「実現」したと評価できる公約は46項目でした。議会改革の6項目に加えて、前年比30%減となった待機児童の対策や、受動喫煙防止条例の制定などが主な成果として挙げられます。
しかし、まだまだ都民のみなさんのご期待に応えられているとは到底云えません。今回のような検証作業を定期的に行いながら、残り3年間でもっと多くの公約を達成できるよう、政策立案のプロセスを見直していきたいと考えています。
今回の取り組みは個人的にも思い入れのあるものでした。2012年に政治サイトを起業した私は、主要政党の公約の進捗率を可視化する「マニフェストウォッチ(下図)」というコンテンツを制作していました。当時、多くの有権者が政党の公約違反に不信感を抱いており、私もその一人として試行錯誤の上に公開したものです。
そして、昨年、政治家として立候補すると決めてから、下図のような候補者サイトを独自に制作しました。選挙時に訴えた公約をうやむやにするのではなく、何が出来て、何が出来なかったのか、その理由と共に都民に説明したいという気持ちがありました。「政治家なんてどうせ口ばっかりだ」と考えていた、かつての自分にも失望されたくなかったのです。
今回、私個人の小さな活動ではなく、都民ファーストの会という確かな地域政党が、公約の進捗公開にチャレンジしました。日本の政党・政治団体が、こうした形で公約の進捗をわかりやすく可視化したのは、おそらく初めての事です。これから更に洗練させていく事で、この取り組みがやがて他の政党にも広がっていくことを願っています。
都民ファーストの会は、「古い政治を変えてほしい」という多くの都民の期待を頂いて、昨年の都議選で躍進しました。これからも都民に託された初志を見失うことなく、一つ一つ挑戦を続けていきたいと考えています。
編集部より:この記事は東京都議会議員、鈴木邦和氏(武蔵野市選出、都民ファーストの会)のブログ2018年7月24日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は鈴木氏のブログをご覧ください。